▼玩具騎士団、虹色プラネットも幕をおろし、そろそろ1ヶ月経とうとしています。そこで我々は…次の公演の制作に入る前に・・・前回の打ち合わせを経て我々に足りない部分を見つめ直し、稽古を行います。
▼我々の弱点の一つとして、長い台詞があります。もちろん、台詞の長い・短いに関わらず、作品を作る上で全ての台詞・ト書きは大切です。長台詞だけを特別扱いしているわけではありません。しかし、長台詞というもの・・・ともすると、御覧頂いているお客様は退屈になってしまう要素の一つである、と我々は考えています。
▼何故か。登場人物の一人がずっとしゃべっているわけですから・・・その台詞がつまらなかったら・・・物語を見ていても集中力が切れてしまいます。喋り方がうまいといいますか、見ていて飽きない、どんな長い台詞でも頭にすっと入ってくる台詞。非常に難しいとぼくは考えています。
▼単調にならず、かといって突飛なことをせずに・・・すんなりお客様の耳に届き、しっくりくる喋り方。これを今回は研究しました。一つのやり方として、台詞の「収集・分析・活用」という段階・局面を行う事が大事だと考えています。
▼この、「収集・分析・活用」という段階・局面は長台詞だけでなく、台本を読み込み、役を作る上で必要な作業だと考えています。すでにある台本に”サブテキスト”を創っていく上でも必要なステップだと思っています。
おおまかに言えば、
「収集」は飛耳長目を旨として、色々な情報を収集します。役や台詞の情報、言葉の意味や役の背景などの客観的事実とも言いかえることができると思います。
「分析」は「収集した情報」に矛盾がないか、間違った情報はないかなどを精査し、選り分ける作業です。読み方はあっているか、収集した役の心理状態や背景に矛盾がないか、という確認の作業です。
最後は「活用」です。収集し、分析した情報を元に、実際にやってみる。役者さんなら、演技でしょうし、演出者なら演出プランの創造です。この活用の段階でも、矛盾が発生したりした場合、再度収集し、分析していきます。
▼これら3つの段階は台本を読み込み、役を創っていく上で重要な要素だと考えています。これを今日は長い台詞に適用し、主に分析について、取り組みました。分析をして、活用して、更に分析をしていく・・・この繰り返しでしたが、先輩も後輩も色々と試行錯誤して、自身で研究する時間でした♪
▼今日はでこぼこギアの林勇作さんが稽古場に遊びにきてくださいました☆
林さんの次回出演作は・・・
皆様、是非、お運びください♪♪
▼今日からの1週間。嬉しい出来事がたくさんの1週間でありますように♪
演出部武藤でした☆