怖くなるのは・・・
ぼくは今年で45歳のオッサンですが・・・
やっぱり、未来のことを考えると不安になる時があります。
現在の生活が不満だとか不安定ということでないのですが…(あ、彼女がいない、ということは・・・あれです。)
やはり、10年後、20年後に漠然と不安になることがあります。
それは未来が見えない、確実なものではないからかもしれません。
明日、何が起きるかわかりませんし、未来というのは・・・今現在、確実ではないわけです。
人は・・・見えないもの、不確定には『怖い』と思ってしまいがちなのではないでしょうか・・・
見ていない時には・・・
物理的に・・・見ていない時・・・やはり恐怖感を感じると思います。
目隠しをして、歩いてみたら・・・やはり、恐怖を感じます。
例えそれが慣れ親しんだ、自分の部屋でさえ、目隠しをしたら・・・動きが小さくなると思います。
人は・・・きっと見えないものには恐怖を感じ、動きが小さくなってしまうと考えています。
お芝居の上でもそうだと思っています。
目は開いていても、相手役の表情、舞台上の様々な装置などなど、見ているようで見ていなければ・・・やはり「わからないから」・・・動きが小さくなっていってしまいます。
ですので・・・役として、周りを見ることが、役として、舞台上で動ける第一歩だと考えています。
事実を見る。現在を見る。
舞台でも・・・未来でもそうですが・・・
見えていないから恐怖を感じるのであれば・・・きちんと見て、”認識”をすれば良いと考えます。
もちろん、全てを見通す、なんていうことは神ではありませんからできるわけではありません。
しかし、見ているつもりのモノをしっかり見て、認識することで、動きがより正確に、より大きくなっていくと思います。
明日、何が起きるか、誰もわかりません。
しかし、明日や未来に希望を持ち、望む事はできます。
不安ばかりでは希望を持つことはできません。
不安を少しでも取り除くためにも、現在をしっかりと認識することが大切だとぼくは考えています。
周りを見る。舞台でも現実でも、動くことへの第一歩は。。。認識するために見ることだと考えています。