演出家のしごと

出演者・スタッフの数だけ・・・

一つの作品を創ろうとした時に・・・その台本を読んだ人の数だけ物語が出来ます。
同じ台本を読んだとしても・・・解釈やイメージは人それぞれ違います。
しかし、物語・・・舞台公演は一つの物語をつくっていかなければなりません。
そこで演出家という職業、役割の人間が必要になります。

演出家のしごと

ぼくは演出家の仕事の6割〜7割はキャスティングだと考えています。
そして・・・稽古場での最大の仕事は・・・イメージを役者やスタッフに伝えることだと考えています。
役者が役と向かい合い、役作りをしていく上で、より明確なイメージをしてもらい、イメージを広げる”素”を伝えるのが演出家の仕事の大部分だと考えています。

2018-02-11 20.20.10

俳優・スタッフの数分、解釈やイメージを生まれた物語を・・・まとめていくというよりも融合していく感じでしょうか・・・
もちろん、脚本の奏先生のイメージもあります。俳優それぞれのイメージもあります。
さらに、演出チームのいとうのイメージ、ぼくのイメージ。
これらのどれがあっているとか間違っているとかではありません。
これらのすべてのイメージが融合する世界を構築し、そのイメージを伝える事が演出家の仕事だと考えています。

今回のデスマーチでは・・・

前回公演『玩具騎士団』と同様、いとうともえと共同演出を致します!
ファンタジー世界が得意ないとうともえの世界観、ドロドロの世界が得意なぼく。
ニンゲンエンタメテロ世界の奏先生・・・
新しい鼓動を産み出しつづける、新和座の面々・・・
この人々の世界観を融合し、新しい『デスマーチ』をお届けいたします!
是非、ご期待下さい!!
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