平成31年4月21日のお稽古☆距離のおはなし その3

今回も。距離を。

今回のお稽古も続くテーマは「距離」です。
座長もツィートでつぶやいておりましたが…

「丁寧にやらなきゃ、すぐつまらなくなってしまう。」
ここに今回のお稽古のポイントがあったように感じております。

お客様にお見せするお芝居は、「丁寧」につくらなければ、見ていただくに値しないとも言えます。
つまり、「丁寧」に作り込んだものは、観ていただくお客様に心が通じるものだ、と私たちは感じているのです。

では「丁寧」とは・・・どのようなものなのか。

丁寧に…

お芝居を丁寧に創る、といってもやはり難しいものです。
その方法は様々あるでしょうし、どれが正解かは、やってみなければわかりません。

しかし、そうした数ある正解の中でも、基本は「台本を読む」ということだと考えています。それもただ、「読む」のではなく、「想像」をしながら読むわけです。
その「想像」が細ければ細かいほど、「丁寧」に近づく第一歩となると思っています。

前回までの稽古でやってきた「距離」もその一つだと思っています。

台本を読み、「どれくらいの距離」なのかということを細かく(人に伝えられるくらいの細かさで)想像します。
方向も、視線も、表情も、身体の動きも…ありとあらゆるものを想像します。そうして、「その役」がとらないであろう、行動との矛盾をつきつめていき、想像をより確かなものにしていきます。

そうした中で自分の考えていた「距離」を「離した」方がいいのか、「詰めた」方がいいのか。会話の中で詰めるのか離すのか…様々な方法が浮かんできます。

こうした細かすぎる以上に細かい想像が、”創造”の基であり、この「想像」がなければ、「創造」することはできないと考えています。

座長が申しておった「丁寧」。その一端は「想像」にあり、また更に一端は「創造」にもあると考えております。

芝居を作る上で必要な各作業。
そのどれも疎かにせず、「丁寧」にやっていくことで、結果「丁寧な仕事」が出来、お客様に御覧いただけるのだと改めて感じました。


お月様チェックでおまじない♪

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もーくもくもく木曜日♪
木曜日更新担当の松井ともみです♪

今夜は月が綺麗です♪

満月は明日らしいです♪

月を見てると、気持ちが落ち着きます。
嫌なこととかあっても明日も頑張ろうって思います。
お月様がくっきりと綺麗に見られる次の日って、お天気が良い気がするんですよ!
お天気が良いと頑張るエネルギーがたまります!!
だからお月様チェックは、私にとって次の日も頑張っていけるようにのおまじない、みたいな感じです♪

だから明日もきっと良いことがありそうな予感です♪

頑張ります♪

松井ともみ


耳のおはなし

唐突ですが…

今回は『耳は大切』という事について書いてみたいと思います。
耳を鍛えると言う事は役者さんにとって必要不可欠と考えています。

これは「すべての音は耳から入ってくる」という事につきますが、素晴らしい役者さんになると、とても耳が良い事に驚きます。

役者さんになろうと思ったら、発声練習や滑舌、感情のコントロール、仕草、型と言ったごくごく基本的な練習はもちろんの事、”耳を鍛える”と言う事をしなければいけないと考えています。
これは単に、耳がよく聞こえる、ということではなく、”違いのわかる耳”を持つ、という事なのです。

言えておしまいではなく。

例えば、声優さんやアナウンサー、俳優さんの修行の中で、ほぼ最初にやるのが、発声や(滑舌を含めた)アクセントのトレーニングですが、これは無論、所謂”共通語”をマスターするためのものなのです。しかし、「言えて」おしまいではありません。何故ならば、お芝居の役はすべてが標準語、共通語をしゃべるとは限らないのです。このアクセントの練習で耳をより鍛える事で、”アクセントの違い”がわかるようになり、耳で聞き、きちんと認識する事で初めておしゃべりできるようになるわけです。

---赤ちゃんもそうですよね。耳が発達することで、だんだんとおしゃべりが上手になる。

また、こう言う事もあると思います。自分の好きな声優さんや俳優さんの物の言い方があったとします。それを練習の中で真似をする時もまず、聞く訳です。そして、次に真似をしてみる。と同時に自分の発した音も耳で聞く訳です。

舞台上では…

更に、舞台などで効果音や、BGM、相手方の台詞、装置や道具などの音を良く聞く事、それによって反応する事で「目」だけでわからない反応をする事ができます。

別の話になってしまいますが、「台本を覚える」というのも、一日一回、声をだして、(ト書きも総て)読むだけでも、進捗が違ってきます。目の情報だけではなく、自分の声を聞き、耳から入った情報というのも加味されますので。

話を元に戻して、俳優さん、声優さんは『違いのわかる耳』を鍛えるべきだと考えています。
音の高低、抑揚、大小、強弱、、、総ての音は耳から入ってくる訳ですから、自分で練習しているときも、お稽古で他の人のお芝居を見て聞いている時も、”前回との違い”や”自分との違い”を漠然とはではなく、明確に把握する事によって、自分のお芝居に磨きがかかると思います。
耳をより鍛える事、違いを耳で意識することで今までの基礎練習の進歩も舞台作品のお稽古の進捗もちがってくる、私はそう考えています。


平成31年4月14日のお稽古☆距離のお話その2

今日もまたまた…

今日のお稽古もまたまた「距離」をテーマに行いました。
以前にも記したかもしれませんが…距離には「物理」的なものと「論理」的なものがあるとぼくは考えています。

その中でも、今回は、主に「論理」的なものに的を絞って行いました。

例えば、年齢が上の人への接し方、年齢が下の人への接し方が違うように、同じセリフでも、向ける相手が変われば喋り方、接し方、表情も変わってきます。
さらには喋る相手の要素は、「年齢」「立場」「性別」「状況」などによっても変化していきます、実際の生活でもそうであるように。
この時、対象をしっかりと意識し、「物理」的な距離を表すことは比較的容易にできるかもしれません。しかしながら、「気持ち」や「関係性」と言った「論理」的な距離感をお客様にご覧いただくことは難しい部分があります。

同じ人物に喋るセリフや仕草だとしても、物語の最初と最後では違いますし、更には、同じセリフの中でも、「自分(の役」の状況によっては違ってきます。
こうした「論理」的な距離感を意識することは、色々な要素を台本から読み込まないと実現できないと考えています。

つまり、サブテキストを創り出し、読み込む、ということです。

サブテキストは…

サブテキストは、台本のいたるところに転がっています。台本に書いてあることもありますし、書いていないこともあります。
また、自分の役のセリフやト書き以外、他の役のセリフやト書きに書いてあることもあります。
セリフとセリフの間、ト書きとト書きの間、セリフとト書きの間にもサブテキストは存在すると考えています。
実際には書いていないですが、役者が想像し、創造するものは、台本の色々なところに散りばめられていると考えています。

更に今回はお知らせです☆

新和座チャンネルが今回の配信より、Youtubeでもお届けすることになりました!ぜひ、皆様、御覧ください☆
(※こちらの動画の収録は3月上旬に行われました)

また、今回の「新和座チャンネル」でも申しておりますが…
新和座の次期公演は、9月、座長 三嶋けいとの書き下ろし作品をお届けいたします!
詳細はこちらのブログ、新和座チャンネル、Twitterなどでお届けいたします!
ぜひぜひ、ご期待下さい!☆


寒かったけど、

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お花見にいってきましたな長谷川です。

私:明日花見に行こうぜ!
友達:行こうぜ!
って唐突な誘いに乗ってくれた友達には感謝です。
お弁当作って行こうと前日に思い立ったもんだから、なんだか茶色いお弁当が出来上がりました\(^o^)/
美味しかったけどね!(自画自賛)
お弁当作ってお花見なんて2年前の井の頭公園行った時以来でしたわ( ˘ω˘ )
完全に花より団子でしたね!!
ていうか、花より団子にならないお花見ってあるんでしょうか??
今回はお酒でも飲んじゃおうかしらー!とか考えてましたが、自重しました\(^o^)/\(^o^)/
まあ、そのあと家で飲んだんですけどね!!

最近お酒しか飲んでないや!!
前までは家でも飲んでなかったのに…一体私に何が起こっているのだ…?

お酒で言うと、1人でBARに行くことが目標になってる長谷川がお送りしました!
お花見、また来年も行きたい!!!


御苑の桜は素晴らしかったです

どーも、稲木です

いやー· · ·桜も綺麗に咲いて、春らしくなってきましたね!

· · ·っていうことを当初は書こうとしてましたよ、桜について書く気がありましたよ
それより先に言わせていただきましょう

なんでまたちょっと寒くなってんだよ!!!春だろ!?暖かくなれよ!!!

· · ·ふぅ、失礼しましたm(_ _)m

たぶん半年くらい前のブログで言ったと思いますが、俺は寒さに弱いんです
できれば冬は冬眠していたいんです( ˘ω˘ ) スヤァ…

暖かくなれば無駄に動き回るようになるんでね、暇な人は一緒に高尾山でも登りましょう←

以上、変温動物(?)の稲木でした


平成31年4月7日のミーティング☆そこには”誰か”居た。

今日はミーティング。

次期公演の稽古に入る前に…ミーティングを行いました。

今は次期公演のための準備の期間です。制作としても、作品としても色々と準備をしている段階です。

その中で今日は稽古場から抜け出し、「ミーティング」を行いました。

今まで座のミーティングというと、どうしても反省会のようなミーティングが多かったのですが、今回は座長の三嶋からも提案があり、新和座全体として「共有すべき」事を中心にミーティングを行いました。

新和座も活動期間が10年を越え、メンバーも変わってきました。そうした中で、「最初からあるもの」「新たにできたもの」「なくなってしまったもの」「変わったもの」などなど色々な事がありました。
改めて全員で考えると色々な事象が思い浮かびました。

仕事観

本日のミーティングは更に個別の考えや思いについても話し合っていきました。その中の一つに「仕事観」というテーマがありました。

新和座での稽古、公演について、私たちは”仕事”として取り組んできました。これからも”仕事”として取り組みます。

この”仕事”とは義務ではなく、我々の目標を達成するための手段であり、嫌々やるものではありません。
つまり、目標を達成するために、真摯に向かい合うことが仕事だとも言えます。
こうした「仕事」を今まで新和座では、それぞれ捉えてはいましたが、各自の「仕事観」を話すことはあまりありませんでした。
しかし、今回は個人の「仕事観」を座員で共有しました。

もちろん、複数の人間がいるわけですから、それぞれ、感じる部分も違いますし、「仕事に対する取り組み方」も上記のように’なんとなく’は分かっていても、言葉にすると表現として少しずつ違います。
しかし、そのどれも間違っていませんし、必要なものです。

当たり前と言われればそれだけですが…
今回、この個別の仕事観をそれぞれ、伝えていく中で、誰の言葉・考えにも「誰か」別の人が居たわけです。

お客様、スタッフ、共演者…仲間。

個別の仕事観を共有しているのに、意識の中に他人がいる。
手前味噌ですが・・・ぼくは非常に・・・これはすごいことだな、と感じています。

つまり、誰かを意識して仕事しているのです。
ともすれば、個人の考えに集中しがちなテーマですが…そこには「他者」への意識があることでぼくらの仕事がより世の中に役に立つのではないか、とさえ感じてしまいます。

しかしながら…無論、こうしたことで満足することなく、常に、目標に向かい、研き、邁進していく。挑戦していく。新しい息吹、鼓動を作り出す。

今日はミーティングの日でしたが…こうした基盤とも言える話を共有することは非常に大事だと考えています。

そして今日共有し、新たに確認したこと、新たに気づいたことを胸に次期公演にむけて舵を切っていきます。どうぞ次期公演にもご期待下さい!!!!