’しなければならない’のではなく’する’

▼最近のお稽古、練習を見ていますと・・・(贔屓目に見ているところももちろんあると思いますが…)役がどんどん生きてきてるなぁ〜と感じます。

▼お芝居というのはつまるところ、「しなければならない」事というのは非常に少ないと考えています。「しなければならない」と感じたその時点で役者が役になっていないと感じてしまうのです。
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我、事において後悔せず。

▼タイトルは剣豪宮本武蔵が書いた「五輪書」の中にある一節です。

▼ぼくはこの言葉を「自分の身の回りで起こる全てのことを受け入れ、後悔しないようにする決意」という意味だと解釈しています。

▼決意。昨日の稽古場にあったのはその決意でした。

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お願い!かまって!!!

▼関東もついに梅雨入りしたようです。

▼個人的には梅雨はあまり好きではありません。雨自体が好きではないのです。しかしながら、雨は私たちの生活、暮らしに必要なものであるのは理解しています。

▼嫌いな雨。これを少しでも好きになれるように、捉え方、感じ方を変えていたけたらいいなぁ〜と思っています。そして…お稽古ですが…
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共鳴

▼もし、作品の中で・・・役者同士・・・役同士が共鳴しあったら・・・考えただけでぞくぞくします。

▼ここ2,3週間の稽古に触れて、響き合うという事を強く感じた日々です。

▼耳では聞こるわけではありません。目でも見えません。しかし確かに感じる響き合いがそこにあったのです。

▼響きあいには…ポジティブな雰囲気、明るい雰囲気の響き合いだけではなく、ネガティブな雰囲気、暗い雰囲気同士の響き合いもあります。また、それらをあわせた響き合いもまたあります。

▼ぼくはこうしたこの響き合いこそが人間の営みであると考えています。この響き合いがなければ、生きた役にも舞台にもなりませぬ。

▼二人で響き、三人で響き・・・十一人で響く。
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▼作品を創っていると全体として練れてくる感じもあります。そして、その中で作品全体としてもシーン毎でも・・・核となる、とある役が・・・突然、他の役を引き付ける事があったりします。けして目立つわけではありません。でもその役に引っ張られるように他の役もしっかりとついて行くことがあるのです。

▼かといって、他の役は単に引っ張られるだけでなく、ちゃんと引き返す。この共鳴が舞台を更に息吹のあるものにしていくと信じています。


惹きつける

▼お稽古をしていて、誰、というわけでもなく、とある役に瞬間に惹きつけられる事があります。

▼映画を観ていても、テレビを観ていても、舞台を観ていても、そういう事があるのです。

▼たとえ主役じゃなくても。たとえ中央に立ってなくても。たとえしゃべってなくても。

▼惹きつけられる役っていうのはいるし、惹きつけられる役者さんもいらっしゃる。

▼魅力的な役を見ると幸せになります。

▼たとえ、目立っていなくてもしっかりとそこに存在が確認できる、たとえ、派手でなくてもしっかりと空気が出ている事がわかる。たとえ・・・

▼惹きつけられる役をより多くし、作品の中に生かす事が舞台演出家としての僕の仕事だって感じています。

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スカートを履く理由

▼いよいよ6月に入りました!今月の24日からは池袋・要町アトリエ第7秘密基地にて『ロミオとジュリエット』を上演いたします!是非、皆様、お越しいただければと存じます☆☆
公演の詳細はこちらから御覧ください♪
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