心の中の照準

▼ちょうど一年前にも同じことを感じていたようです。(去年の今頃のブログはこちら
どんな事を感じていたかというと・・・お芝居をしていて難しいものの一つ。『距離感』についてです。

▼去年のブログにも書いていますが・・・人間が距離を測る場合、その多くの情報は目から入ってきます。その目、視線をイメージにそって向けることによって、より意識は距離を考えるようになります。

▼そして、その”距離感”というのを拳銃の’照準’で考えてみますと・・・(おもちゃの拳銃でも、お祭りの際の射的でも、アーチェリーでも弓矢でも良いのですが)遠くの標的を狙おうと思ったら、よく照準をつけて、当てようとします。近くの標的を撃とうと思ったら、距離よりも方向に意識をむけようとすると思います。

2016-05-30a

▼距離を意識するというのはその目標を見る、ということに近いのです。セリフを発する対象がどのくらいの距離にいるのか・・・これを見ることが出来れば、ある種あまり考えることなくセリフを発することができると思います。しかしながら、舞台作品などで、「物理的」に距離を測れない場合は「イメージ」に頼ることになります。

▼物語上設定されている「山」だったり、二人の気持ちの距離感だったり・・・物理的に距離を測れない場合、このイメージ、『心の中の照準』をあわせる必要があるとぼくは考えています。


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