スカートを履く理由

▼いよいよ6月に入りました!今月の24日からは池袋・要町アトリエ第7秘密基地にて『ロミオとジュリエット』を上演いたします!是非、皆様、お越しいただければと存じます☆☆
公演の詳細はこちらから御覧ください♪

▼さてさて、本日の記事は新和座の稽古場の特徴を少し。
2016-06-01a

▼新和座の稽古場では、女性のジャージ着用はしておりません。正確に言うと、女性役の役者さんにはスカートを稽古着として用意してもらっています。

▼これは何故か…ぼくが育ったお芝居の環境がそうだったから、というのが大きな理由です。もう、30年くらい前にはじめて行った稽古場では女優さんたちが全員スカートを履いておりました。

▼スカートとズボンだと歩き方とか立ち居振る舞いがやっぱり違います。動き、仕草、表情など台詞はもちろん、「お客様に見られている」という大切な意識をきちんと振り向けることの第一歩になりいます。

▼もちろん、公演用の衣装を着ると気持ちも仕草も動きも変わってくるとは思うのですが…普段の稽古でも、歩き方、仕草、動作を常に本番に近いようにするために女性役の役者さんはスカートを着用しています。

▼もちろん、筋トレなどをする時にはこの限りではありません。集中して訓練を行うときなどはスカートをはかない時ももちろんありますが…やはり稽古となるとスカートを準備します。

▼人間は慣れてしまう事が多いです。良い慣れならいいのですが…いざ、本番用の衣装を着て歩き方や立ち居振る舞い、仕草がめちゃくちゃだったら…衣装や歩き方、仕草を再構築しなければいけないことも出てきます。

▼女性の特性、女性の歩き方、女性の座り方、立ち居振る舞い。男のぼくにはわからないこともありますが…スカートを履くことでそういったものが自然に磨かれると考えています。


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