Never say never.

▼昨日の稽古を思い出してみると・・・今年新しく入った稲木、中原、西村が出来ることが増えてきているように感じる。これは座長以下、松井、長谷川、梨沢、いとうと共に稽古をしているのはもちろん、本人たちの努力もあるだろうと思う。

2017-11-20a

▼もちろん、外から見れば『まだまだ』の3人だ。しかし、やり続けていくことで出来ることは増えるのは確かなことだ。やらなきゃいつまでたっても出来るようにはならない。

 

▼ぼくにも覚えがあるし、なんだってそうなんだけれども・・・やり始めた時は出来るようになることが非常に多い。何故ならば出来ないことの方が多いから。しかしある程度経験を積んでいくと・・・「出来ているように」思ってしまう事もまた確かで・・・出来るハードルというか出来なきゃいけない事の難易度、壁が高くなっていく。

 

▼これはお芝居に限らず・・・文章を書くことも・・・麻雀も・・・車の運転も・・・バイクの運転も・・・ゲームも・・・パズルも・・・学問も・・・

 

▼しかし、それに初めて触れた時も今も難易度は違うかもしれないが・・・常に壁は立ちはだかっていて・・・今は簡単に思えることも、振り返れば当時は難しいと感じたはずだ。

 

▼人間は・・・いやぼくは、慣れれば慣れるほど・・・やることに対して新鮮味というか、挑戦する心を忘れてしまう。だから、「出来たつもり」になってしまうことが多い。昨日の役者たちを見て、新たに挑む心、そして、自分自身で出来る事を増やそうとする思いに触れ、気を引き締めた。
使い古された台本や使い古された作品の中にも必ず新しい発見はあるはずなんだ。しかし、挑戦することをしなかったら、その新しい事、発見ができないとは言わないが、少なくなると感じた。

 

▼新人たちもそうだが、他の座員も次期稽古への準備の稽古に新たな挑戦をしている。ぼくも負けずにしていこう。
できないなんていわないで。