▼風邪が流行っているようです。昨日の稽古場でも風邪をひいた人間が複数。10月の気象を振り返りますと、雨が多かったり、寒暖の差が激しかったり・・・私どもも体調管理を更に気をつけていかなければなりません。
皆様、どうぞご自愛ください!
▼さてさて。前回の稽古に引き続き、指定稽古日は・・・『足りない部分を見つめ直しながらの稽古』を行っています。
テキストは・・・西洋古典戯曲を使ってやっています。
ぼくたちに共通する苦手な部分。長い台詞。
お芝居以外の時は特にそうだと思いますが・・・会議の時、デートの時、家族との会話の時、学校での発表の時などなど・・・長く喋る時に、一定の調子でしゃべることなどまずありえません。声の強弱もそうですし、大きさもそうですし、力の入れ具合も変わってきます。
普段の生活をイメージしますと・・・喋り方だけではなく・・・どこを見ているか、何を喋っているか、身体の向き、顔の表情・・・もっと言えば、見ているものの変化、聞こえているものの変化、触れているもの変化、嗅いでいるものの変化によって、喋り方は変わってきます。変わってこなかったら・・・怖いというか・・・不自然ですよね。
飲み物を飲んだり、鉛筆を回したり、ノートをとったり、座り直したり・・・などなど人間は常に何かをしながら喋っています。
ですので、役も同じだと考えています。
長い台詞、だとしても・・・相手役の反応、自分の気持ちの変化などなど・・・物語が進むにつれて、状況は常に変化しています。自分の役だけがその変化に対応しなければ・・・その世界で行きていくことができません。
▼この公演の為の稽古でない日の指定稽古日はじっくりぼくらの弱点に向かい合います。これは上手い下手ではなく、経験の差によらず・・・見つめ直す時間でもあると思います。お芝居は・・・常に行きていると感じています。そのお芝居を毎日研いていないと・・・腐ってしまうのではないかとも考えています。
ですので、公演の為の稽古がない日々でも・・・腐らないように・・・研いて参ります☆
次期公演についても、次のブログ記事でなんとなくご紹介できそうです☆是非、ご期待下さい!
今日からの1週間、素晴らしい笑顔に出会える1週間でありますように♪♪
演出部武藤でした☆