平成30年9月16日のお稽古風景☆化け物とメディアと。

今日の稽古場には・・・

今日の稽古場にはでこぼこギアの林勇作さんが遊びに来てくださいました☆
林さんは何度も新和座の舞台に関わっていただいており、今日もお忙しいところ遊びに来てくださいました!
そればかりか、台本を読んでいただいたりと!!!ありがとうございます!!

化け物の話

更に今日は…


メディアの稽古前に・・・
「自分の中にいる化け物」の話をしました。
これは、ぼくが20代の時に蜷川幸雄先生から・・・たしか講演会だったか、公開稽古だったか、研修会だったかで聞いたお話の受け売りなのですが・・・
先日、座長とこの話になった時に、稽古場でも話してみましょう、やってみましょう、ということで本日の稽古で実践いたしました。

僕自身としては・・・この化け物というものの解釈は様々あると思っていますが・・・
その一つとして、この”化け物”は本来、俳優が誰でももっているものだと思っていて・・・
その化け物を覚醒させ、コントロールできるようにするためには・・・
演出(文芸)の力が2割、俳優の向き合い方が7割、運が1割だと思っています。
そして、このどれかが欠けてもうまく覚醒しないのではないかとも考えています。

蜷川先生が仰っていたこと、全てを再現することもできませんし、ひょっとすると的外れの事をしているかもしれません。

しかし、素晴らしい俳優さんには、どこか「人以外の魅力」を感じてしまうのです。

そして・・・メディア

もちろん、メディアの台本稽古もバッチリやりました!
一つの作品に向かい、総員で考え、試す。
試し、壊し、壊し、試す。何回も何回もやり直す。

座長が申しておるとおり・・・ぼくらは一回でできるなんて思っておりません。
しかし、真摯に向き合っているから、悔しさが出て、すぐ次にやりたくなる。ぼくは稽古というものはこうした気持ちがあって初めて成されるものだと考えています。

何回も創っては創り直し。
答えのないモノへの挑戦をしてまいります!

ネクストチャレンジシアター「王女メディア」
は2019年1月19日〜20日、池袋 アトリエ第七秘密基地にて!
是非、ご期待下さい!!

今日からの1週間、また、素敵な笑顔が行き交う1週間でありますように♪
文芸部武藤でした☆


ネクストチャレンジシアター『王女メディア』

いつも劇団新和座にご声援いただきましてありがとうございます!
皆様のご声援、いつも励みに頑張っております!

さて、私達の次の公演は・・・

 

ネクストチャレンジシアター

ネクストチャレンジシアターと銘打ちまして、昨年、入団しました稲木・西村を中心とした作品をお届けいたします!
作品は・・・
ギリシャ悲劇『王女メディア』!

 

エウリピデス作『王女メディア』にチャレンジです!
演出は、いとうともえ、梨沢千晴。演出協力に石井かほる。
監修は武藤賀洋です!

 

キャスト

イアソン・・・稲木晃浩、西村公祐(ダブルキャスト)
メディア・・・いとうともえ

乳母・・・松井ともみ
守役・・・長谷川奈美
報告者・・・梨沢千晴
若い女・・・森田瓊子(でこぼこギア)

アイゲウス・・・西村公祐、稲木晃浩(ダブルキャスト)
クレオン王・・・武藤賀洋

 

公演日程

平成31年(2019年)2月16日(土)〜17日(日)
全4回公演を予定しております。

会場

東京は中板橋にあります、新生館スタジオにて行います!

 

公演特集ページ

公演特集ページはこちらからご覧ください!

チケットなど

ぜひぜひ、皆様ご期待下さい!!
皆様のご声援のほど、重ねてお願い申し上げます!


平成30年9月2日のお稽古風景☆夏の終わりに…

今日は・・・稽古場風景の写真を撮り忘れました。。
というのも…
今日の稽古場…何かがおかしかった…いや、何かが戻った、何かが取り付いた、何かが降ってきた・・・
いまいち言い方がしっくりきませんが・・・
座員のツィートを見ていただきます☆

 

 

 

 

 

どこかアツく・・・どこか雰囲気が鋭くなったといいますか・・・
お互いにまけないぞ、という気持ち、お互いに磨きあうというような雰囲気に満ちておりました!
こういう時の写真ですよね・・・次からはちゃんと撮ります!

そして、稽古前は・・・

新和座チャンネルの収録もありました☆
次回新和座チャンネルは14日放送のふくぅの金曜スマイルにて配信予定です♪
こちらでは・・・ちょっとした発表がございます☆
どうぞご期待下さい!!

 

 

 

 

座長以下・・・一丸となって『王女メディア』に向かい合っております!!
ぜひ、次期公演もご期待下さい!!!!

 


今日、座長にいただいたお菓子☆のげしゃす♪

今日からの1週間、また素敵な笑顔が行き交う1週間でありますように♪
文芸部武藤でした☆


新しい息吹・新しい鼓動。

平成最後の8月ももう終わろうとしています。
新和座は「新しい息吹・新しい鼓動」というキャッチフレーズとして活動してきました。
そして、今、ここに新しい息吹が、新しい鼓動が生まれています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2代も座長も申しておりますが…稲木、西村、常に悩んでおります。
しかし、悩んでいるフリではなく、出来る限りのことを試して、行き詰まれば考え、試し、更に向かい合う。
終わりのないような作業の繰り返し。

しかし…そこから…新しい息吹、新しい鼓動が生まれてきています。
ぼくたちの王女メディア、ぜひ、ご期待下さい!!


ギリシャ悲劇の、もうひとりの主役。

ギリシャ悲劇のもうひとりの主役

今回の記事は・・・ギリシャ悲劇でもう一人の主役コロスについて書いてみようと思います。

コロスとは・・・
コロスは、英語のコーラス(合唱)の元になった言葉と言われています。
コロスそのものは古代ギリシア劇の合唱隊のことを意味しているそうです。

コロスはお客様に対して、観劇の手助けとなる劇の背景だったり、状況、または他の登場人物の心の葛藤を伝える役割を担います。
その作品のテーマについて注釈したり、理想的な反応をお客様に示す役割もあるそうです。
今回、王女メディアの中では、一般大衆の代表として、複数の若い女がコロスとして登場します。

 

 

コロスの心の叫び

コロスの役は、コロス全員のアンサンブルとして、「合わせて喋る」ということもします。
しかし、単に、合わせるわけではなく、
声の大きさ、高さ、気持ちを同期させるわけでなく、
美しい階層に重ねていかなければいけません。

これがなかなか難しい。

今回、演出を担ういとう、梨沢も色々試しながらやっています☆

今回の「王女メディア」のコロスもぜひ、ご期待下さい!!

 

 

のげやまくんからの・・・


ぼくがだいすき、のげやまくんから残暑お見舞いをいただきました!

のげやまくん、色々活動中です♪

 


平成30年8月19日のお稽古☆覚悟

今日の稽古は・・・

今日の稽古は夏休み明け一発目の指定稽古日です。

今日の稽古は、この座長のお言葉に集約されている気がします。

ぼくはこの座長のツィートを読み、座長の覚悟だと感じました。

不肖武藤、このぼくにも覚悟はあります。
新和座に対しても。
監修としてのこの「王女メディア」に対しても。

覚悟、責任

覚悟という言葉が適切なのか、責任という言葉が適切なのかはわかりませんが・・・
とにかく、座長の仰るように・・・
ぼくらのお芝居を見て、お客様が後悔しない作品に仕上げる。
お金を払っていただいて時間を割いていただいて見ていただく。
この時間を与えてくださるお客様総てを満足させることは難しいし、不可能かもしれません。
しかし、お客様総てに後悔させない、という作品にはなるはずなんです。

だからこその座長の覚悟であり、
ぼくの、ぼくらの覚悟が問われていると思います。
自分の役に、この作品に、座に・・・お客様に対する責任と言い換える事ができるかもしれません。

日本では(ぼくの周りだけかもしれませんが・・・)『責任』という言葉がどうもネガティブな・・・
・責任をとる
とか
・責めを負う
というような意味合いが強いように思います。

しかし、お客様に対し「後悔しない作品を創る」という責務と言うか・・・
ネガティブなイメージではなく、お客様に満足していただくための努力を惜しまないという事がぼくらの責任であるように考えています。

つまり・・・その責任を担うだけの覚悟が・・・今日の稽古でもありましたし、座長の言葉にも現れていると感じています。

そして、ネクスト・チャレンジ・シアターは・・・

ネクスト・チャレンジ・シアターの日程ももう少しでお知らせできるようになります!
実は劇場の方とも相談し、ある程度の日程はあがっております。
しかし、今回はいわゆる新人公演です。
これは簡単な公演ではなく、基礎の公演、新和座としてBASICとなる公演でもあると考えています。
つまり、本当にこの日程でいいのか、できるのか・・・覚悟がきまるのか、ということを、この1週間で突き詰めていきます。

ぜひ、私たちの「王女メディア」。ご期待下さい!!!!

 

今日からの1週間、ウキウキワクワクな出来事盛りだくさんの1週間でありますように♪
文芸部武藤でした☆


平成30年8月5日のお稽古☆関係性と一直線

暑い日が続きます

今日は指定稽古日。
最近、とっても暑い日が続いております。
新和座の稽古場にも例に漏れず・・・気温の暑さに侵食されておりました。
しかしながら・・・
徐々に稽古場は別の熱を持ち始めました!

関係性を確認する

ある程度台本を読解していくと・・・どうしてもぶち当たりますのが・・・「この解釈でいいのだろうか」という疑問です。
その疑問を解決するためにも、役同士の関係性というものをはっきりとさせておくことが必要だとぼくたちは考えています。
この役に対しては・・・こういう関係がある。
この役に対しては・・・こういう関係・・・
こっちの役には・・・こんな関係が・・・
などなど、関係性を役同士がはっきりさせることによって・・・台本の解釈はさらに進むと考えています。
少し時間はかかりますが・・・ぼくたちはこうした関係性の議論、意見交換を時間をとって行っています。

たとえ会話を交わすことがない役であっても・・・物語の中ではなんらかの関係があるはずです。
そして、自分の役と直接接点がなかったとしても・・・相手や自分のセリフの中にその役がでてくることもあったりします。

役と役との関係性がはっきりすると・・・動きセリフがより出てきやすくなるとぼくたちは考えています。

今日も座員たちは

 

 

 

 

今日も座員たちは・・・稽古前の意気込みや、終わってからの感想をつぶやいております。
座長の仰っている通り、「表現した分だけ、気付きがある」。
表現しなければ気づきはない、行動しなければ、チャレンジしなければ、気付くことなんかできない、とぼくらは考えているのです!

そして・・・今日はさらに

今日は更に・・・今までの新和座でやったことがないような「凝る」部分を突き詰めました。
これは本番でごらんいただくことが一番だと思いますが・・・
演出チームだけでなく、俳優からもアイデアが出てきて、より深いぼくらの「王女メディア」になってきていると感じております。

ネクスト・チャレンジ・シアター 王女メディア、
是非、ご期待下さい!!

今日からの1週間、また愉快な出来事がたくさん訪れる1週間でありますように♪
文芸部武藤でした。