▼今日、７月４日はアメリカ合衆国の『独立記念日（インディペンデンス・デイ）』です。
▼1776年にアメリカ独立宣言が公布されたことを記念して定められた日でアメリカ合衆国では祝日だそうです。この記事を書いている今も、アメリカのワシントンでは４日の午前１０時くらいですから独立記念日当日です。
▼どうしてアメリカの独立記念日の事を書いたか。今日、ぼくはこんなことを考えました。それはぼくたちは”独立”しているか、という事です。
▼なにも『日本は独立しているか』という政治的な事を言うつもりはありません。普段、ぼくたちがお芝居をしたりしている中で”独立”しているかということを考えたのです。
▼普段、稽古をはじめとした活動をしていく中で「誰かがやるからいいや」とか「誰かがやるまで待っていよう」とか…人間だからこうした思いがあることは否めません。
▼もちろん人間は一人では生きていけません。人は支えあって生きていきます。だからといって、依存しっぱなしですとか、誰かの指示や誰かの行動を待っているだけでは『自分』の進歩にはならないと感じてしまいます。
▼”独立”と言っても、”一匹狼”になる、というわけではなく、周りの人と連携をとらない、というわけではなく・・・「自ら動くことができる思考、考え方、思い」というものがあって、自ら動き、周りの人と深く連携できる事がぼくは”独立”だと思うのです。
▼幸いなことに新和座では座員一人一人が”自ら動く”事の大切さを感じ取っています。ですので、誰かに人任せにする、ということはありません。それぞれがそれぞれの役割を認識し、自ら動き、個々で独立しています。
▼しかし、連携がとれていないわけではなく、自分に足りないもの（できないもの）を誰かがする。自分は誰かができないことをする。そうしてお互いがお互いを支えあっている、そう自負しています。
▼さわさりながら、誰かに言われるまで動かない、誰かが動いて様子を見てからやっと動く。ぼくも含めて、こうした事があることも事実です。人間ですからそうした事が楽に感じたりする場合があります。しかし、ぼくたちは新和座という一つの組織であると同時に、数個の独立した個でもあります。その個が”独立”ということをきちんと確認し、協力するからこそ、まとまった時のパワーが何倍にもなると考えています。
