シェイクスピアはイタリアに行ったことがない?!

6月24日から上演いたします、『ロミオとジュリエット』。
本日の記事は原作者のシェイクスピアについて書きたいと思います!

2016-05-19a
シェイクスピアと言えば、「ロミオとジュリエット」の他、史劇として有名な「リチャード3世」、喜劇の「じゃじゃ馬ならし」、「ヴェニスの商人」、ロミオとジュリエットと同様の悲劇「リア王」などが有名です。
もちろんこの他にもたくさんの作品を残している偉大な作家です。

ロミオとジュリエットの舞台に目を向けますと…イタリアの都市、ヴェローナが舞台です。
イタリアが舞台なのですが…シェイクスピア、実はイタリアに行ったという記録も行かなかったという記録もないそうなのです。
もちろん、行ったことがないからと言って、物語が書けないわけではないですし、想像を膨らませて書くことは可能です。

一部記録によりますと…シェイクスピアの時代のイギリスでは、イタリアの本がたくさん英訳されたそうです。さらにはロンドンの酒場には世界をまたにかけ、貿易を中心とした仕事をしていた(船乗りなども含む)男たちが集まっていたといいます。そうした男たちが話すイタリアの恋物語や面白い話をシェイクスピアが聞きながらそれを戯曲におこした、としたら、ものすごい想像力と創造力ではないでしょうか!

事実、『史劇』として描かれた作品の数々の舞台はイングランド、イギリスの王の話が主です。悲劇や喜劇として分類されている作品のうち、イタリアが舞台とされているのが14篇もあるそうです。

もし、シェイクスピアがイタリアに行ったことがないとしたら・・・
同時のイギリスの世相、問題を異国の地を舞台として風刺するという、とんでもない、いや、とてつもない技量・想像力・創造力をもった作家ではないでしょうか。

私たちも『ロミオとジュリエット』をやりますが・・・イタリアに演者・スタッフともに誰一人行ったことはありません。
ありませんが・・・色々な文献・インターネットなどを駆使し、”想像”し、”創造”してまいります!
シェイクスピアの想像力と創造力には足元にも及ばないかもしれませんが・・・少しでも『愛』が現れるように・・・稽古に励みます!
是非、劇団新和座第10回本公演『ロミオとジュリエット』、お運びください!!!

公演の詳細は
こちらの特設ページを御覧ください☆

皆様のお運び、心よりお待ち申し上げております!!!


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