▼新和座の次期公演『ロミオとジュリエット』の稽古も一歩一歩進んでおります☆
▼ぼくらは作品を創る上でまず、『演出目標』という作品のテーマとあいまった目標を俳優とスタッフが共有します。迷ったらその『演出目標』に立ち戻る、という言わば拠り所を共有します。この目標こそがぼくらが作品を創る上で一番大事なもの、根本と位置づけております。
▼この目標を基にスタッフは照明プランを考えたり音響プランを考えたり、衣装を考えたり、道具を考えたりします。スタッフはその名称でもわかるように役割がある種はっきりしています。
▼ぼくたちは俳優同士の中でもそれぞれの役割がある、と考えています。
▼つまり、同じ「俳優」と職種の中でも、果たすべき役割がそれぞれ違うものがあると感じています。例えば先輩の俳優は後輩の俳優の範となるべく率先して稽古を行う。後輩は先輩の芝居を見て盗み、自分の芝居を磨くのはもちろんのこと、稽古場の掃除なども進んで行う。こうしたことが作品はもとより、その組織の文化を作っていくと考えています。
▼新和座の俳優たちもそれぞれ役割を持っています。単に掃除係とかお茶係ということ以外にも…作品を作っていく中で…
引っ張っていく人、場を盛り上げる人、背中で見せる人、試すことを率先する人…色々な役割の人間がいて…作品創作の中で協力するからこそ、同じ職種の中でもその力が何倍にもなっていくのだとぼくらは考えています。
▼次期公演の稽古もこの色々な役割を通じて、作品を創り、組織の文化を進化させていくべく進んで参ります。