雨の日

▼色々な天気があります。あたりまえです。

▼また、色々な人がいます。あたりまえです。

▼ぼくは雨が嫌いですが、好きな方もいらっしゃると思いますし、同じ雨と言っても、霧雨はいやだけど、スコールはなんとなく好きという方もいらっしゃるかもしれません。

▼ぼくが何故雨が嫌いかといいますと・・・子供の頃はそれほど嫌いではありませんでした。しかし、大人になるにつれ、苦手になってきたのであります。

▼さらには以前住んでいた家が非常に古く、雨漏りしていたのも一因です。雨が降ると非常に憂鬱になったものです。

▼しかしながら。同じ景色だとしても、晴天の日と雨天の日ではその景色の表情が違うように感じます。いや、ちがうでしょう。

▼「雨は苦手だ」という思いが強くなるとこうした変化を見逃してしまいます。もちろん、苦手だ、という気持ちを持つのはあたりまえですが・・・強すぎると変化を見逃してしまうように思うのです。

▼お芝居でも同じことが言えると思います。1度やったお芝居は2度と全く同じものはできません。やろうとしても無理です。気温、環境、相手と自分の体調、時間などなど、色々なものが作用して、全く合同のものはできません。

▼そういう中で色々な感覚をフルに活かしておかないと、相手役、自分の変化に気付かずになってしまう、ぼくはそう考えています。


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