▼神奈川は逗子にあります、逗子開成中学校・高等学校さまの土曜講座に石井、松井、武藤が参加してきました。
この9年ほど毎年この時期に呼んでいただいております☆
▼連続する講座ではありませんが・・・毎年、「こういう課題でやろう」と武藤が考えており、その選定には熱が入ります。今回は参加者が中学生のみと聞いておりましたので、普段、わたしが言っている小難しいことではなく、もっと「演劇で体験する、ビフォーアフター」的な事を重点的に行いました。
▼今回は新和座でも過去に行ったことのある「王子と侍従」の中から、1シーンを抜き出し、それを課題に、参加者の皆さんといっしょに「こころとからだ」の関係について考え、実践してみました。講座の後には・・・不肖わたくしの申し上げた「身体を動かすためには心が必要で・・・」という事がお分かりいただけたようでとっても嬉しかったです!
▼もちろん対面で実際にお目にかかってやることですから、こうしたブログで書ききれない内容もやってきました。石井も松井も舞台に出ているとは言え、僭越ではありますが・・・「人に教える」事を通じて、(ぼくもふくめ)、『誰かに教えてもらった事を再確認し、はじめて理解した』という事もありました。こう考えますと・・・講師としてお招きはいただいておりますが・・・結果、ぼくらがおしえてもらっているような気がします。
▼昨年も思いましたが・・・若い方々。ぼくらが考えもつかない発想をします。ピュアな心といいますか、変な「演劇的常識」がない分、柔軟に発想している。こういった部分をはじめ、講師として参加している私たちですが、私たち方こそが非常に学ぶ事が多い講座です。進学校だけあり、台本の読解力は抜群です!!!『この人の台詞はこういう気持ちから出たのだと思います』といった意見が出て、正直、『お、すげえ』と思ってしまいました。
▼専門学校や養成所の講座と違って、全員が全員「役者になりたい人」ではありません。しかし、彼らの発想の柔軟さや熱量は物凄いものがありました。もちろん演劇部などではなく、お芝居の経験がない人もおられましたが・・・恥ずかしがらずに、役に挑戦していたところは、ぼくらも大変勉強になりました。一生懸命、やる。この純粋さとアツさ。
▼例えば・・・声の大きさです。「役者志望」と言われる専門学校生などでも、声が出ていない人がいるのに、「役者になろうとは思っていない人」の方が響く声が出るという事の驚き。もちろん、喉や身体のつくりそのものかもしれませんし、育ち方(例えば武道をやっていた)ということもあるかもしれません。しかし、実際に恥ずかしがらずに、響く声が出ているというのが驚きでありました。
▼終了後にも嬉しいご感想を頂きました。抜粋しますと・・・
・演劇は自分の心を養うために必要なものだとわかった。
・来年もまたやってみたい。
・役をつくっていくにあたって、どのようにほりさげるのかがわかった。
・相手の人がうまく、演技をしやすかった。
などなど頂きました!
▼来年もできれば呼んでいただいて、更に素敵な講座をお届けできたらと考えております♪生徒さん達・ご担当の先生方、ありがとうございました!ぼくも負けずに磨きをかけ、またお目にかかれればと思います☆☆☆