12月

12月になりました。
光陰矢の如しであります。
暖かい日と寒い日を繰り返すせいで、毎日のように服装を失敗する日々。
あったかくて薄着をすると、寒くなり。間違ったと思って厚着をすると寒くなる。

イルミネーションがついに本領発揮。

クリスマスツリーは、数十メートル先から近づけないくらいの人で、更にそれを数十メートル先から見たわたしは迷う時間二秒で諦める。つまりほとんど悩んでいない。
波のようにいろいろな物事が襲い掛かってくる中で自分を保つ方法はなんだろうともがいたりします。青春的なそれじゃなく。
意識しない。疑問に思わない。
この状態が怖いのです。考えないのは楽だし、出ている答えも明確だからそれでいいのかもしれないけれど、大きなことという意味ではなくても、こういう生き方を選んだ自分には許してはいけないことのような気もしたりします。特別だとか特別じゃなくちゃいけないとかそういうことではなく、ただ甘えてはいけないとか、そういう意味合いで。

冷静に物事を見るとか、自分の気持ちに正直にとかよく言われているけれど、言葉にするほど全然簡単なことではないと思うので。
自分のことなのに信用できない自分の気持ちで出した、それもきっとどこか欠陥のある思考で出した結論を信じてみるけれど、しっくりこない。
進むことをやめた瞬間に終わりを迎える何かをしている気分で、だから落ち着くことがないのだと思っています。でもその状態じゃきっと、うん、と言い切れる日はこなくて、その少しのもどかしさと引き換えにちびちび前進しているような感覚が……。

 

サボテン

今いちばん癒されるものが植物でして、新しいサボテンとの出会いについて、微妙な傾きやシルエットについて考えていたら三時間近く経過してしまい、
ちょっくら十分くらいでさっとサボテン買ってくるぜ! って家を出たはずなのにすっかり暗くなっていて驚きました。
こういう時、大分自分のことがわからなくなります……。

その間に、いろいろと余計なものを増やして帰宅しました。
我が家にまたサボテンが増えました。

 

 

銀杏

毎年楽しみにしている銀杏を見に行ってきました。
普段は、変わらない事なんてない。と思っているのに、銀杏を見ていたら、いやきっとこうやって銀杏や花を美しいと思う気持ちは変わらないだろうと、ふいに自分も知らない大昔に気持ちを馳せる。

美しいものを美しいと思う気持ちくらいはこのまま変わらないでほしいと思いました。
そうやって、今自分が見ている景色の百年前と、百年後を想像しました。どちらにもわたしはいないけれども、そういうことが変わらないと思うと寂しさが軽減される気がしたのでした。

そんな今週。

では皆さま、素敵な週末をお過ごしください。


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