▼ぼくらの”必殺技”はなんだろう、と…ふと考えました。お芝居が物凄く上手いのか、アクションが優れているのか、惹きつけるキャラクターがあるのか…
▼先日、個人のTwitterでもつぶやきましたが…
この春から、大学や専門学校、養成所でお芝居の勉強を始めた諸君。講師の役者たちは凄いだろう。素晴らしいだろう。完璧に見えるだろう。しかし世の中に完璧な人間などいない。不得意な部分、苦手な部分というのは必ずあるもんだ。だからと言って、講師の役者さん方のどこが不得意かなんて
— 武藤賀洋 (@ysmutoh) 2016年4月23日
▼何故こんな事をつぶやいたかと言いますと…『劇団新和座』としての必殺技はなんだろうと考えていたからです。もちろん、上記の(「講師の役者さん」と書きたかったのです)ツィートでも触れている通り、役者さんご自身は一朝一夕では身につかない必殺技や技術を持っていらっしゃる。それは、「私はこれが不得意です」「これが出来ません」なんて言っていたら、すぐ様、潰れちゃう世界で生きていらっしゃるからなのです。
▼かくいうぼくは…必殺技も身につきませんでしたし、不得意部分をそのままにしていましたから、当然のごとく、役者は辞めました。演出者やもの書きの端くれとしてはもちろん、自分の出来る事、出来ないことを把握しています。
▼こう考えますと、個人として「出来る事」「出来ない事」を認める事によって、必殺技が出来てきたり、技術を磨く根幹になったりするんだろうな、と感じています。
▼では、組織・団体としてはどうかと考えますと…個人が集まって集団・組織・団体となります。そこには色々な人間があつまり、個人でカバーしきれない技術を補う事ができます。それは人数が多ければ多いほど、団体としての欠点は少なくなるように思います。
▼しかしながら…『団体』の特性だけ考えますと、やはり、長所と短所が出てきます。例えば、団体内の”連携”がとれているかどうかですとか、”評価”(ここでいう評価はトップダウン型ではなく、相互のという意味合いです)が適正かどうか、などなど…
▼考え始めますと止まりません。けっして長くはありませんが…新和座もどうにかこうにか、演劇界の片隅で何年かやってきた分、経験や体験の蓄積があります。その中でも、ぼくらの”必殺技”というものがあります。ネット上では書くことはできませんが、やはり欠点もあります。
▼ぼくらの必殺技、長所を如何に活かして次期公演『ロミオとジュリエット』でご覧いただけるか、更に精進して参ります☆☆ご声援、よろしくお願いいたします☆
『ロミオとジュリエット』特設ページはこちらから御覧ください♪