平成30年8月26日のお稽古☆表情と仕草と…怒り!!!

今日の稽古は・・・

今日の稽古は・・・
仕草や表情、動きと言った部分を色々研究する時間になりました!
座員のツィートを御覧ください☆

 

 

今日は・・・シーンを抜き出しながら、
どんな表情をしているか、どんな仕草をしているか確認を行いながら進めていきました。
「このセリフ」を言うには「どのような顔」をすればいいのか。
「このセリフ」を聞いているときには「どんな動き・仕草」をすればいいのか。
「このセリフ」を言うためには・・・「どんな目」をすればいいのか。
などなど、
表情と仕草、セリフを確認しながら、一つ一つ行いました!

舞台では、お客様がご覧いただく席によっては・・・表情の詳細がお客様にご覧いただけない場合もあったりします。
しかし、だからといって、表情を疎かにしていると…
舞台では、自分がやってる!と思ったよりはるか小さい動きや仕草になってしまいがちです。

ですので、目も表情も仕草もしっかりとイメージしてお芝居をつくることが肝要だと感じています。

ぼくは「仕草や表情が変われば、セリフの色々な表現ができる」とも考えています。
相手のセリフを聞いている時の気持ちの変化が表情や、仕草に現れ・・・
自分のセリフを喋ることにつながる、そこでもまた表情や仕草があり・・・
相手のセリフにつながっていく・・・
ものだと私たちは考えています!

こうしたつながりを意識して、表情・目・動き、仕草を確認していく作業を行いました!

自分がやっている!
と思った以上にでてないのが・・・表情だったり、仕草だったりします。
お芝居をする上でお客様にとどかない、セリフ、表情、仕草は意味を成さない事のほうが多いです。
セリフにも意味があるように、仕草・動き・表情にも意味があり、心の動きが現れるものだと考えます。

 

 

いつもげんきな!

新和座のいちご姫こと松井ともみですが・・・
今日はお稽古、おやすみです☆
先日、うけたオーディションの結果、1次審査に通ったようで、2次審査のための準備のため、
急遽、本日は準備のため、お稽古はおやすみです!
しかし、次回の稽古場にはいつもの元気ないちごパワーが復活するでしょう☆

 

 

座長は・・・・

旅に出られていたようでした☆

 

そして今日の稽古場には・・・

 

 

梨沢は少し体調をくずしたようです。
じつはぼくも少し喉を痛めております。
この時期・・・暑いからといって油断大敵であります!!

今日からのまた1週間。
素敵な出来事盛りだくさんの1週間でありますように♪♪


ギリシャ悲劇の、もうひとりの主役。

ギリシャ悲劇のもうひとりの主役

今回の記事は・・・ギリシャ悲劇でもう一人の主役コロスについて書いてみようと思います。

コロスとは・・・
コロスは、英語のコーラス(合唱)の元になった言葉と言われています。
コロスそのものは古代ギリシア劇の合唱隊のことを意味しているそうです。

コロスはお客様に対して、観劇の手助けとなる劇の背景だったり、状況、または他の登場人物の心の葛藤を伝える役割を担います。
その作品のテーマについて注釈したり、理想的な反応をお客様に示す役割もあるそうです。
今回、王女メディアの中では、一般大衆の代表として、複数の若い女がコロスとして登場します。

 

 

コロスの心の叫び

コロスの役は、コロス全員のアンサンブルとして、「合わせて喋る」ということもします。
しかし、単に、合わせるわけではなく、
声の大きさ、高さ、気持ちを同期させるわけでなく、
美しい階層に重ねていかなければいけません。

これがなかなか難しい。

今回、演出を担ういとう、梨沢も色々試しながらやっています☆

今回の「王女メディア」のコロスもぜひ、ご期待下さい!!

 

 

のげやまくんからの・・・


ぼくがだいすき、のげやまくんから残暑お見舞いをいただきました!

のげやまくん、色々活動中です♪

 


平成30年8月19日のお稽古☆覚悟

今日の稽古は・・・

今日の稽古は夏休み明け一発目の指定稽古日です。

今日の稽古は、この座長のお言葉に集約されている気がします。

ぼくはこの座長のツィートを読み、座長の覚悟だと感じました。

不肖武藤、このぼくにも覚悟はあります。
新和座に対しても。
監修としてのこの「王女メディア」に対しても。

覚悟、責任

覚悟という言葉が適切なのか、責任という言葉が適切なのかはわかりませんが・・・
とにかく、座長の仰るように・・・
ぼくらのお芝居を見て、お客様が後悔しない作品に仕上げる。
お金を払っていただいて時間を割いていただいて見ていただく。
この時間を与えてくださるお客様総てを満足させることは難しいし、不可能かもしれません。
しかし、お客様総てに後悔させない、という作品にはなるはずなんです。

だからこその座長の覚悟であり、
ぼくの、ぼくらの覚悟が問われていると思います。
自分の役に、この作品に、座に・・・お客様に対する責任と言い換える事ができるかもしれません。

日本では(ぼくの周りだけかもしれませんが・・・)『責任』という言葉がどうもネガティブな・・・
・責任をとる
とか
・責めを負う
というような意味合いが強いように思います。

しかし、お客様に対し「後悔しない作品を創る」という責務と言うか・・・
ネガティブなイメージではなく、お客様に満足していただくための努力を惜しまないという事がぼくらの責任であるように考えています。

つまり・・・その責任を担うだけの覚悟が・・・今日の稽古でもありましたし、座長の言葉にも現れていると感じています。

そして、ネクスト・チャレンジ・シアターは・・・

ネクスト・チャレンジ・シアターの日程ももう少しでお知らせできるようになります!
実は劇場の方とも相談し、ある程度の日程はあがっております。
しかし、今回はいわゆる新人公演です。
これは簡単な公演ではなく、基礎の公演、新和座としてBASICとなる公演でもあると考えています。
つまり、本当にこの日程でいいのか、できるのか・・・覚悟がきまるのか、ということを、この1週間で突き詰めていきます。

ぜひ、私たちの「王女メディア」。ご期待下さい!!!!

 

今日からの1週間、ウキウキワクワクな出来事盛りだくさんの1週間でありますように♪
文芸部武藤でした☆


ギリシャ悲劇での殺人場面

悲劇悲劇というけれども…

実はギリシャ悲劇には、「殺人場面」は登場しません。
人が舞台上で死ぬことはないのです。

物語上の「出来事」として、人は死にます。
しかし、その「死の現場」は舞台上にはないのです。

シェイクスピアの作品などでは「決闘」だったり「毒を飲む」シーンなどもあったりしますが…
ギリシャ悲劇の物語の中にその描写はありません。

もちろん、現代の上演形態で「人が死ぬシーン」がある場合もあると思います。
演出方法などで”死のシーン”が出てくる場合もあると思います。

では、ギリシャ悲劇ではどのような方法で「人の死」を表現しているのでしょうか…

証言による証明

ギリシャ悲劇では役の死、その死に様は目撃者の証言によってのみ描写され、表現されています。
つまり、
「○○さんが、△△によって、死にました!」
と証言する役があり、その役の証言によって、”役が死んだ”と証明されるわけです。

つまり目の前では”死のシーン”がない代わりに、
伝聞としての”死”が表現されるわけです。

何故ギリシャ悲劇がこういう形式をとっているか、それにはまだ調査が必要ですが、
推測するに、書かれた当時の宗教観や文化を考えた時、「人の死」というものはある種特別なもので、舞台の上で表現すべきものではないとされていたのではないでしょうか。
つまり、人の生死は神こそが操れるものであり、人間がそのシーンそのものを描写することは禁忌であったのではないか、と推測しています。

とは言え、物語の中に「人の死」はあるわけで、その事実を成り立たせるための「証言による証明」という方法をとっていると考えています。

王女メディアでも

今回のネクスト・チャレンジ・シリーズ『王女メディア』でもこの証言を行ってくれる役「報告者」という役があります。
この重要な役回りでもあり、いとうと梨沢が、どのように表現するのか…悩みどころでもある役、シーンです。

この役が別の役の死の証言をした時、物語は一気に進みます。

この技術が進歩した現代において、この「報告者」の「証言」をどのように創り込むか、我々の課題の一つだと考えています。


今日の稽古はおやすみ☆平成30年8月12日の稽古日誌

今日の指定稽古日は・・・

今日の新和座の指定稽古日は・・・お休みです。
お盆休みといいますか・・・先週、今週は座員の個人活動が活発です!

 

 

 

 

 

 

 

コミケに向かった者、
花火に向かった者、
地方に向かった者、
研鑽を積む者、
モニターに向かった者。

 

かくいうぼくは・・・

ぼくは次期公演の準備をしなくちゃ!と思いながらも・・・モニターに向かいつつ、準備をしたり個人的な仕事をしたり・・・
あ、座長に今後活かせるであろう物語のプロットを共有したりと・・・これでも忙しくやっておりました!
あと、カレーつくったり、焼きそばつくったり。

 

コミケへ・・・

そして、長谷川、梨沢、松井、石井のツィートからもわかるように・・・
コミケに参加した者も多いのです。


ぼく自身はコミケに行っていたのがもう、20年くらい前ですので、今の会場の雰囲気などには疎いですが・・・
実は、松井ともみは、ここ数年、毎回、コスプレや売り子として参加しております。
その松井が「人を楽しませたい」という気持ちがお客様に通じたのか、コミケで見かけてくださった方が劇場に足を運んでくださります。
松井自身もそうだと思いますし、ぼくも、劇団としても非常に嬉しい限りです。

お客様が増える、ということはもちろん嬉しいのですが・・・
松井の雰囲気を見て、まったく、山のものとも海のものともわからない劇団の公演に足を運んでくださる。
これがどれだけ奇跡的なことなのか・・・本当にありがたい限りです。皆様、本当にありがとうございます!

このあたりの松井の活動と意思は座員総員見習うべきところであります。
もちろん、松井には松井の特性、座員には座員の特性がありますので、総てが総て同じ、というわけにはいきませんが・・・
松井のお客様に対する気持ちというのは、座で見習うべきものであります。

そして、色々な方からお話を伺いますし・・・
ぼくも「よし!」と思うところがあり・・・
すぐに!とは行きませんが・・・コミケに新和座として参加できるように準備を進めたいと考えております!
どうぞ公演と新和座のこれからの活動にご期待下さい!!

写真は、新和座広報部(?)の梨沢が、コミケに潜入。
コミケに訪れた二代と松井を激写であります!
二代と松井のお芝居を見てくださった皆様にもお声がけいただけたようで、本当にありがとうございます☆

まだまだ暑い日が続きます。
皆様、どうぞご自愛ください!
今日からの1週間、また、嬉しい笑顔が交差する1週間でありますように♪
文芸部武藤でした☆


平成30年8月5日のお稽古☆関係性と一直線

暑い日が続きます

今日は指定稽古日。
最近、とっても暑い日が続いております。
新和座の稽古場にも例に漏れず・・・気温の暑さに侵食されておりました。
しかしながら・・・
徐々に稽古場は別の熱を持ち始めました!

関係性を確認する

ある程度台本を読解していくと・・・どうしてもぶち当たりますのが・・・「この解釈でいいのだろうか」という疑問です。
その疑問を解決するためにも、役同士の関係性というものをはっきりとさせておくことが必要だとぼくたちは考えています。
この役に対しては・・・こういう関係がある。
この役に対しては・・・こういう関係・・・
こっちの役には・・・こんな関係が・・・
などなど、関係性を役同士がはっきりさせることによって・・・台本の解釈はさらに進むと考えています。
少し時間はかかりますが・・・ぼくたちはこうした関係性の議論、意見交換を時間をとって行っています。

たとえ会話を交わすことがない役であっても・・・物語の中ではなんらかの関係があるはずです。
そして、自分の役と直接接点がなかったとしても・・・相手や自分のセリフの中にその役がでてくることもあったりします。

役と役との関係性がはっきりすると・・・動きセリフがより出てきやすくなるとぼくたちは考えています。

今日も座員たちは

 

 

 

 

今日も座員たちは・・・稽古前の意気込みや、終わってからの感想をつぶやいております。
座長の仰っている通り、「表現した分だけ、気付きがある」。
表現しなければ気づきはない、行動しなければ、チャレンジしなければ、気付くことなんかできない、とぼくらは考えているのです!

そして・・・今日はさらに

今日は更に・・・今までの新和座でやったことがないような「凝る」部分を突き詰めました。
これは本番でごらんいただくことが一番だと思いますが・・・
演出チームだけでなく、俳優からもアイデアが出てきて、より深いぼくらの「王女メディア」になってきていると感じております。

ネクスト・チャレンジ・シアター 王女メディア、
是非、ご期待下さい!!

今日からの1週間、また愉快な出来事がたくさん訪れる1週間でありますように♪
文芸部武藤でした。


神話?新和?

今・・・私たちが取り組んでおりますのはギリシャ悲劇の「王女メディア」という作品です!
そこで今回は王女メディアの中にも出てくる『オリュンポス十二神』について書きたいと思います。

オリュンポス十二神とはギリシャ神話に欠かせない12柱の神々で、オリュンポス山の山頂に住まうと伝えられているそうです。
主神ゼウスをはじめとする男女6柱ずつの神々のことを指します。

ここで興味深いのが、ローマ神話の12神と同一である(ことがほぼ間違いない)ということなのです。調べてわかったのですが、ギリシャ神話で聞いた事のない神様の名前がローマ神話の方だと聞いた事があったりして、驚きです。

主神ゼウス
 ローマ神話ではジュピターと呼ばれているそうです。
 神々の王であり、雷、天空を司る神で、
 多数の神・半神・英雄の父祖といわれています。

ヘラ
 女神であり、ゼウスの妻、神々の女王でもあります。
 婚姻の女神で、女性の保護神、嫉妬深いそうです。
 ローマ神話ではジュノー。

アテナ
 ローマ神話ではミネルバ。戦争の知略を司る神で都市の守護神。
 知恵・工芸・学芸の女神でもあります。
 昔、聖闘士星矢にも出来てた気がします・・・

アポロン
 芸術・光明・予言・医療を司る神。太陽神ともされ、
 後にメディアの祖父ヘリオスと混同されるようになるそうです。
 ローマ神話ではアポロ。

アフロディーテ
 愛と美の女神であり、エロスの母とされています。
 ローマ神話ではヴィーナス。

アレス
 軍神であり、戦争の暴悪を司る男神です。
 ローマ神話ではマーズ。
 マーズ・・・MMRを思い出してしまいます。ノストラダムスの・・・
 いやぁ~当時は怖かったぁ

アルテミス
 弓術・狩猟・清浄を司る女神。ローマ神話ではダイアナ。
 月神ルナと混同されるようです。

デメテル
 農耕・大地を司る女神で乙女座に関連しているそうです。
 ローマ神話ではセレス。

ヘファイストス
 火山・鍛冶を司る男神でローマ神話ではバルカン。

ヘルメス
 伝令・商業・泥棒・旅行の守護神でのちに錬金術の神にもなったそうです。
 ローマ神話ではマーキュリー。
 かのブランドとは何か関係があるのでしょうか・・・

ポセイドン
 ローマ神話ではネプチューン。ゼウスのお兄さんだそうです。
 海・泉・地震・馬・塩を司る神。
 ポセンドンアドベンチャー・・・
 ちなみに息子はトリトンと言うそうです。。。

ヘスティア
 ローマ神話ではヴェスタ。家庭生活を司る女神。

ディオニュソス
 本能と葡萄酒、狂乱の男神でローマ神話ではバッカス。

ハデス 
 ローマ神話ではプルートー。
 冥界の王であり、地下・農耕を司る神とされています。
 ゼウスとポセイドンのお兄さんだそうです。
 浦沢直樹さんの漫画や、かのワンちゃんの名前を思い出しちゃいます。

ペルセポネ
 冥界の王妃であり、芽吹き・乙女・季節を司る女神。
 ローマ神話ではプロセルピナ。

こうして並べてみると、色々な神様がいて、ギリシャ神話って面白いと思いました!
王女メディアではどんな神様が出てきますでしょうか・・・ご期待ください!!!