▼From Director、私、演出の武藤から『玩具騎士団、虹色プラネット』の出演者を紹介を致します。
▼今回は魔王役長谷川奈美です。
新和座では、「切り込み隊長」の異名を取り、サロメではヨカナーン役、ロミオとジュリエットではティボルト役、デスマーチでは市山真由美役・・・などなど男性役も女性役もたくさんやってきました。今回は『魔王』役です。
▼長谷川の持ち味は何と言っても硬軟取り混ぜて語るその口調です。ともすれば、単調に聞こえてしまうようなこの部分もこの1年、声優教室などに参加し、自身の芝居を研鑽してきました。
▼長谷川が今回挑むのは・・・『魔王』役です。人間でもない、人形でもない、玩具でもない、魔王。果たして、その正体は一体何なのか・・・
▼私と役の話を初めてした時は「性別は考えないでほしい」とオーダーしました。今回奏ちよこ先生が描く『魔王』は・・・いわゆる魔王ではありません。人々が畏れ、敬うこともある、魔王なのです。そして、その魔王に玩具騎士団たちは挑むわけですが…長谷川はこの役に配役した時に「長谷川奈美が演じて”ああ、やっぱりね”と言われないように努めます、今までやったことのない、役にします」と言いました。私も大賛成でその思いに頷きました。実際、稽古場では・・・今までの長谷川が演じたことのないタイプの魔王が創られてきています。
▼新たな役、新たな芝居に挑む長谷川奈美の挑戦、是非、劇場で御覧ください!