▼ぼくは色々なジャンルの本を読む事は非常に大事な事だと考えています。
▼どう考えても、『自分が対象でない』本も読んでみる事も大事だと思っています。といいますのは…お芝居をする上では、どのような時代、背景、設定の役が来てもいいように準備の一環になると考えているからです。
▼もうちろん、どう頑張っても”ふられない役”というのもありますが…自分自身で読む本を限定してしまうと世界観が狭まってしまうと考えています。
▼同じ小説でも自分が不得意なジャンル、つまらないと思うジャンルも読んでみる事が大事だと思っています。
▼今はネットの時代ですから、ちょっと探せば本についてのレビューや書評もあると思います。これらを読んで参考にするのは良いと思うのですが…レビューを読んだだけで本編を読んだつもりになるのはなんとも残念なことです。
▼と言いますのも…物語(もしくはその内容)を読んで、「何を考え」られるか「何を感じ」る事ができるのかは…人それぞれだからです。例え他人が”つまらない”と言っていたとしても…自分が同じ感想を持つかどうかは読み終わるまでわからないからです。
▼実は本に限ったことではないと考えていますが…本を読んだり、生のお芝居や演奏を聞いたりすることは…自分の五感をフルにつかって触れる事ができます。”生”のモノに触れる。これはお芝居をする上については非常に大事だと考えています。
▼「本」の話に戻りますと…活字に慣れる事によって、台本の読み込み、物語の理解度も増すと思いますし、声にだして読むことで台本の初見読みが上達していくとも考えています。
▼しかし、偏った・・・自分の好きなジャンルの本だけ読んでいますと色々な表現方法に触れることができません。ですので、色々なジャンルの本を読むことが(お芝居に限らず)自分の見識を広げ、視野を広げる手助けになるとぼくは考えています。