平成31年3月24日のお稽古☆喋り方を決めるもの

先週に引き続き

今週のお稽古も先週に引き続き「一つのセリフ」を色々変化させる練習を行いました。

前回は主に、「個人」といいますか・・・主観的な変化の要因について突き詰めて練習していきました。

例えば、役の心理、背景、整理状況などによって変化していく場合。つまり、その役の年齢や性別、置かれた状況と言った要素によって変化していくことや、実際の技術的な視点(声の大きさ、強さ、高低、間、スピードなどなど)を重点的に行なっていきました。


今回は…

今回は・・・相手役との関係、状況によっても変化をする、ということを重点的に行いました。これは前回の要素も十分に関わってきます。

例えば、同じ役設定だとしても…相手の目を見ながら喋る場合と下を向いて喋る場合とでは聞こえ方が違ってきます。
また、動きながら喋る場合も同様です。
歩きながら喋る場合、振り向いて喋る場合も聞こえ方、喋り方は変わります。
同じ歩きながらでも、手を振っている場合と視線をどこに向けているかによっても、セリフの調子は変わってきます。

と言いますか・・・変わらないとおかしいのです。
実際の生活の中でも、正面を向き、姿勢を正して喋る場合と、動きながら喋る場合とでは、呼吸の速度もテンポも変わってきます。そうした変化を認識して、自分の変化の範囲(例えば声の高低の範囲)を知っておくことが非常に大事になってくると思います。そして、その変化は自分でだけでなく、相手役も変化します。その変化をしっかりと見て、聞くからこそ、さらに自分の役も変化をすることができると考えています。

こうした喋り方の変化は・・・実生活と同様に・・・その役を舞台上で生かすのに必要だと考えています。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)