▼2月10日から上演いたします、『デスマーチ-ITサポ戦線、離脱不可-』はIT業界の物語です。
▼IT業界をまったくご存じなくても、もちろんご覧いただけますし、バイトやお仕事を持たれている方には共感していただける内容となっております!
▼さてさて。今日の記事は…『問題点の見つけ方と潰し方』ということについて書いていきたいと思います。仕事をしていると大なり小なり、数も様々な「問題」が出てきます。この問題…小さかったり、すぐに解決の緒が見える場合は良いのですが…そうでない場合、その問題を解決するまで仕事全体が進まない場合もあったりします。
▼かくいうぼくも問題の解決には苦労することが多いです。しかし、問題の解決がうまい人が世の中には居ます。どんな人かと言うと…『”問題の切り分け方”がうまい人』です。
▼問題の「切り分け」というのは…『どこにどんな問題があるか』ということを正確に分析できることだとぼくは考えています。
▼例えば、生活の中で…「テレビが見えなくなった」という問題が起きたとします。その時にどんなように「切り分けて」いくかと言いますと…
・電源プラグはささっているか
・画面はみえなくなったけれども、音は聞こえるか
・画面は見えていないけれども、電源ランプはついているか
などなど色々な確認事項があります。その中でも、「電源プラグ」の確認をしようとしたら、コンセントに問題がないか、コードに問題がないか、
などなど…いろいろな検査、試行が必要になってくると思います。
▼こうした「切り分け」をして、何処が最大の問題か、ということをはっきりさせると、その問題の潰し方も自ずと見えてくると思います。その問題に対して、自分の力で解決できるのか、それとも専門家の力を借りるのか…などなど…
▼そして、こうした問題を切り分けする際に大事なことの一つとして、「責任逃れしない」ということがあります。自分の非にならないように、問題を他人やモノのせいにすると、問題点が隠れてしまいますし、解決の道筋もぼやけてしまいます。
▼また、「固定観念」を持っていると問題が解決しにくくなると考えます。「仮定」を立てるのは勿論なのですが、「あそこが怪しいはずだ!」と固定観念で見ていると…問題点、原因が見えなくなってきてしまいます。
▼お芝居でも同じことが言えると思います。例えば、自分の台詞や動きがうまくいかない場合…”うまくいかない原因”がどこかにあります。前のシーンなのか、ちょっと前なのか、しゃべる直前なのか、しゃべっている途中なのか、相手役の視線なのか、自分の動きなのか…などなど考えられる事は無限にあります。
▼こうした中で、問題をきちんと切り分けて行くことで、何処が問題でどうしたらいいのかを考えることが出来ます。
▼「相手がこう言わなかったから言えなかった」というものあるかもしれませんが、それだけではないことはご存じの通りです。ひょっとしたら、自分の視線が問題なのかもしれませんし、そもそも、その役との関係性への追求が甘かったのかもしれません。
▼問題があれば、固定観念を持たず、仮定を立てて、切り分けて、追求していく。ぼくはこれが「問題点の見つけ方と潰し方」だと考えています。