▼前回の稽古場日誌では「コンパイルが通った」と書きました。ですので、今回の稽古からより便利に、より早く、よりわかりやすく、より美しく、そして仕様以上のモノを目指してバグを潰しを始めました。
▼バグを潰したからと言って…コンパイルが通らないというのは本末転倒です。これから公演の初日を迎えるまでは、バグを潰し、必要であれば大幅な変更を行うところは行い、且つ、毎回コンパイルは通す。これが大事です。
これはぼく自身の感覚ですが、これから公演の初日までの稽古は、前回までよりも時間も集中力も必要になってきます。つまり、ぼくが得意な「あ、次でいいや」ということはできない、ということです。
▼話をお芝居に戻すと・・・ここで言う”バグ取り”とは、「動きが緩慢なところ」「喋れてはいるかもしれないけれどもわかりづらいところ」「より美しくなるところ」「よりスムーズにするべきところ」を徹底的に繰り返すことだと考えています。
▼先ほども書きました通り、この作業には時間も集中力も必要です。全員の時間、全員の集中力。個人で言えば、体力も耐力も集中力も欠けることはできません。さらに言えば、一人の集中力の欠落が全体の集中力を下げることになってしまいます。
▼とは言え、複数の人間が携わっているのが演劇ですから、うまいこと、全員が集中して、というのは難しいところもあります。しかしながら・・・ここで、大事なのが、「何が目標か」ということがブレないようにする、ということです。
▼もちろん、長い稽古時間ですから、集中力がずっと続くわけではありません。ありませんが、「さあ、やるぞ」という号令がかかれば、一気に気持ちを高める、他人がやっていても、集中をする・・・仮令、自分が舞台に立ってなくても、役は生きているわけですから、その’立っていない’時間に何かをしているはずなのです。そうした集中こそ、役をさらに美しく、さらにスムーズに、さらに鋭く練れていくのではないか、と考えております。
ぼくらの挑戦はまだまだ続きます!
お稽古場日誌、年内はこれにて終了ですが・・・年明け、更にアツい作品にするべく、お稽古、頑張ってまいります!
『デスマーチ -ITサポ戦線、離脱不可-』、是非是非、ご期待ください!!!!!