ライフワークとライスワーク〜自由業賛歌

▼今日はぼく、武藤賀洋が自分の仕事に対する考えについて書こうと思います。と言いますのも…最近、新和座をご覧頂くお客様には不思議に感じていらっしゃる方もおられるのではないでしょうか。

▼あのハゲ、誰だ?!と。

2016-09-26ba▼これは完全に、ぼく個人の考えですが…仕事には「ライフワーク」と「ライスワーク」があると思っています。

▼誤解を恐れずに言えば、「ライスワーク」はいつ無くしても良いと思っている仕事です。とはいえ、仕事は…いつ無くなるかわかりませんし、無くなって困るものです。

▼「ライフワーク」は自分の全てをかけて行う仕事だと思っておりますし、「ライスワーク」は食べるための仕事だと思っております。
ですので「ライフワーク」で報酬が安くても嫌ではありません。

▼ぼくは本当は”舞台演出”だけで食べて行きたいのです。もちろん、舞台演出の仕事もありますが、それだけでは食べていけない時もあります。

▼ですのでぼくは色々な仕事を受けますし、受ける準備もします。講師のお仕事もそうですし、色々なモノを書くお仕事、たまにゲームを作ったり、システムを構築したり、サイトの構築、照明作業、音声編集、制作業務などなどもやります。

▼今までは「舞台演出」だけが「ライフワーク」だと思っていたのです。しかし最近はその考えがちょっと変わってきました。この「舞台演出」につながるであろう全ての仕事が「ライフワーク」になってくる場合がある、と。

▼単純に仕事の種類で分けられなくなってきたのです。ぼくが本来持っている「舞台演出」をするために必要な仕事が増えてきたともとれますが…今まで「いつ無くしてもいいや」と軽い気持ちで考えていた「ライスワーク」が「ライフワーク」に変わる事もあったりします。

▼ただ、誤解がないように書きますが…「ライフワーク」でも「ライスワーク」でも受けたからには全力投球で挑まなければお金を貰うことが恥ずかしいという思いがあります。

▼それこそ若い時にしていたいわゆる”バイト”は「ライスワーク」でした。それを一生続けようとも思いませんでしたし、嫌な事があっても「いつ辞めてもいいや」くらいにしか思っていなかったので気にしませんでした。

▼しかし「ライフワーク」で嫌なことがあっても逃げることは出来ません。一生その事をやり続けようと決めたわけですから。ぼくの「舞台演出」がそれですが…もちろん嫌な事はあります。ありますが、辞めるわけにはいきません。

▼何が言いたいかというと…養成所や大学、専門学校に行っている方々。今、バイトも楽しいかもしれないですし、色々な誘惑があると思います。しかしながら、自分の一生かける、自分をかける仕事の勉強と食べるための仕事…どちらをどのように優先にするかで今後って決まってくると感じます。

▼役者・表現者・演出家・演奏家…もちろん「ライスワーク」を優先したからと言って死ぬわけではありませんし、「ライフワーク」を優先したからと言って必ず食べられるわけではありません。これがぼくが選んだ自由業という仕事だと思っています。


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