▼デジタルの一眼レフカメラを買ってもう、7,8年経つでしょうか…その前にもフィルムの一眼レフカメラを使っておりました。
▼かと言っていつまでたっても写真の腕はあがりませんが・・・カメラというのは非常に面白いのです。
▼昨今は携帯電話、スマートフォン、タブレットなどに小型カメラがついていて、静止画はおろか動画も簡単に撮れます。しかしぼくは大きくてもごつくても、一眼レフカメラで撮影する”写真”が好きなのであります。
▼どうしてかと言えば…まず一つ。目にした”一瞬”をとっておくことができる、ような気がしているからです。記録には動画の方が向いていると思います。しかし、一瞬の輝きですとか、一瞬、本当に瞬きをするくらいの瞬間の空間をグッと掴む感覚が好きなのです。
▼二つ目には、”自動ではない部分がある”ということです。携帯電話のカメラではほぼ自動で、素敵な綺麗な写真が撮れます。しかし、一眼レフカメラの場合は、シャッタースピードですとか絞り値を調整したり、レンズを選択したり、ピントを何処にあわせたりするかなどなど、いろいろいじることによって、同じ所を撮ったとしても違う表情の写真が出来ます。
▼もちろん、失敗もします。フィルムカメラの時は何枚も失敗しました。しかし、何枚も撮るうちに、「こうしたモノを撮るときにはこの絞りとシャッタースピードなんだな」とか「ココを撮るときにはこのレンズがいいな」とか「シャッタースピードを変化させるとこういう写真も撮れるのか」などなど…同じ風景を撮っていても色々と変化を楽しめます。
▼また撮影する場所によっても違います。時間によっても違います。昼間なのか、夜間なのか。室内なのか、室外なのか。はたまた、天気はどうなのか…
▼もちろん、デジタル一眼レフカメラですから、ある程度の「自動」機能もあります。しかし、あえて、「マニュアル」操作をして、色々な表情の写真を撮るというのがぼくにとっては楽しいです。
▼さらに言えば、人物。座員の写真や稽古風景、舞台写真なんかを撮るのも楽しいです。その空間の条件もありますが…相手が動くモノですと、更に難しくなります。目を閉じたり、動きが早かったりなどなど…
▼もちろんド下手くそですから、何枚も何枚も撮ります。その中でも”この1枚”というのが出てきます。そうした”この1枚”が撮れた時に本当に嬉しくなります!
▼ぼくは何でもそうなんですが…「自動」よりも「手動」の方が好きなようです。時間がどれだけかかかっても、自分でいじって、自分で創っていく事がとっても楽しいと思っております。