【お稽古日誌】平成29年4月16日のお稽古☆間に。

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今日の稽古のテーマは・・・
『台詞と仕草、表情のつながり』
と申しましょうか・・・とにかく人間の行動は途切れず、色々な事をしていると言うことを考えながら行いました!

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手の位置や・・・

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視線・・・

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表情などなど・・・

同じ台詞でも「どこに」や「だれに」という事を変えただけで言い方が変わるものもありますし、台詞を発する前に表情や仕草を入れただけで印象が変わる事が多くあります。こうした変化や違いを確認しながら稽古を行いました。
台詞と台詞の間に、台詞とト書きの間に、ト書きとト書きの間に・・・その役は何をしているのか。多くの物語の場合、その役は生きているからこそ、何かをしているわけですから・・・何をしているのか、詳細までイメージし具現化する訓練は重要だと感じております。

人間は常に、何かに反応して生きています。何かを感じながら生きています。それは登場人物とて同じです。台本に書いてあることだけではなく、書いていない、その役が”していること”は想像するしかありません。それを表現するからこそ、『役として舞台上で生きる』ということができると考えております。

また今日からの1週間、ウキウキする出来事盛りだくさんの1日でありますように♪♪♪


プロは理論を持っている。

▼今日は、ぼくが卒業した中学校のプチ同窓会でした。年度替わりということもあり、今回の参加はごく少数でした。
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▼集まった方々は色々な職業の方々です!異業種の方のお話を聞くのは本当に勉強になります。異業種の方のお話でも、劇団運営だったり、お芝居だったり…様々なヒントを貰いました♪♪

▼ぼくは常々感じていることがあります。「プロは理論を持っている」と。どういうことかと云いますと、プロの俳優さんや声優さんは役作りやお芝居に対しての独自の理論を持っています。言い換えれば、その理論を実践してお仕事をしている、ということです。一般的な理論ではなく、その方々独自の、経験と実績が加味された上の理論です。

そうした独自の方法・論理・信念はどこから出てくるのか…お話を聞いていると、それは経験より導き出される事が多いようです。
大先輩にお話を聞いていると…
『◯◯と言う事があったから、××という事がわかった。だから△△と考えた』
というように経験を元にそこから、独自の理論を導き出しているようなのです。
その経験が増えるともちろん、独自の理論が増える。その理論を使って、次の経験(仕事)を行う。そこで上手くいけば、その理論がより強固になりますし、上手くいかなければその理論に改造が加えられるわけです。こうして、経験は独自の論理となり、その論理の積み重ねは自信につながっていくんだな、と感じました。

▼今までぼくが出会った人々。サウンドエンジニア、照明家、演出者、役者、脚本家、お豆腐屋さん、乗務員、設計者、ライター…色々な職業の人に会いましたが、やはり、その道で生きてらっしゃる方は、ご自分の独自の論理をお持ちでした。つまり、自分の仕事を遂行するにあたり、独自のやり方・独自の考え方があるのです。もちろん、同じ職種であれば、その業界のセオリー的な考えもあり、共通している部分ももちろんありますが、ご自分独自の方法・論理・信念が必ずあるのです。

▼今日聞いた同級生のお仕事上の『理論』。本当に為になりました☆色々な理論を聞き、ぼく自身のお芝居に活かしていけるように精進します!


【お稽古日誌】平成29年4月9日のお稽古☆繰り返し、繰り返し。

▼新和座の稽古はここ最近、「新しいこと」と「繰り返す」ことを交互に行っています。

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▼先週は殺陣の先生にお越しいただいて殺陣の基礎を。今回は、次回公演の為の訓練。前回の『デスマーチ』の台本を使って、台詞や仕草の色々な言い方、動き方について反復しております。終わった公演のモノを?!とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが・・・これも次期公演に向けての大切なアプローチだと考えています。

▼例えば・・・2人の登場人物の関係性を考えても、モノの言い方・視線の配り方、仕草の一つが違うだけで、見ている方には違った印象をあたえることがあります。Aという人物とBという人物が居た場合、設定上、Aの方が年上だとしても、しゃべり方・視線の交わし方、動き、仕草によっては、Bの方が年上に見えることもあります。もっと言えば、Aの方が年上だけれども、そこの組織では後輩、という関係性を築こうと思ったら、やはり、しゃべり方や視線、手の動きまで考えなければなりません。

▼こうした関係性をさらに考えていき、お客様に更に『わかりやすく』且つ『物語の世界に入って頂く』ようにするための方法や技術を研いております。次期公演については詳細が決まり次第お知らせ致します☆

▼さらにさらに、明日のブログで詳しく触れますが・・・新和座では新しい体制を構築するため、新入劇団員を募集致します☆詳細は明日のブログで♪♪

▼今日からの1週間、皆様に嬉しい報せがたくさん届く1週間となりますように。演出部武藤でした☆


お芝居の分解能を上げる。

▼今日の記事は久々にお芝居について考えてみました。今回は『お芝居の分解能を上げる』というテーマで書きたいと思います。

▼また武藤がおかしな事を言い始めた、とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが・・・言い換えますと『お芝居の精度を上げる』もしくは『お芝居の解像度を上げる』となると考えています。”解像度”はいくらか馴染みがある言葉ではないでしょうか。次の2枚は、”ネコ”を書いたものです。

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▼左よりも右の方が細かく描かれています。『ネコの画です』といわれて見らせた場合、右の画の方がより『ネコ』と分かります。(厳密に言えば解像度とは少し違いますが・・・精度が上がっているという意味あいでご覧いただければと思います)お芝居も同じだと考えています。同じ台本、同じキャラクターを演じるにしても、より細かく、より精度が細かい方が、より多くのお客様に伝わると考えています。

▼このより細かく、精度をあげるということがなかなかどうして難しいのですが・・・この第一歩として『台本を読む分解能を上げる』事が上げられます。台本の読み方は人それぞれですが、より細かく、より精度をあげて読んで行くことが必要であると考えています。

▼”分解能”とは・・・例えば、30cmの定規があるとします。その定規が1mm刻みであれば、その定規の分解能は1mmであり、それより小さいものは測れません。しかし、0.1mm刻みであれば、1mm以下の長さも図ることが出来ます。つまり、お芝居においても、その役の背景や心情、生理状態、視線、口の形、表情などなど、より細かく読み取ることが”お芝居の精度”を上げる第一歩だと考えています。

▼ただ、実は・・・分解能が高いという事と精度が良い事は比例はしません。いくら台本を読む分解能が高くても、それをイメージしたり具現化できなければ意味が無いからです。

▼お芝居には答えはありません。ないからこそ、より細かく、より精度を高く役作りをすることが肝要なのだと考えています。


技術的にマニュアル方式

▼昨日まで朗読劇の照明を務めてきました☆
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たくさん勉強になることがありました♪見せ方の工夫、お芝居などなど・・・出演者の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした☆たくさんのお客様がお見えでした!足を運んでくださいましたお客様☆ありがとうございました☆演者さんのパワーとお芝居、作品楽しんで頂けたと聞いております☆素敵な作品に関われた事、本当にありがとうございました☆☆

▼技術的には久々にマニュアル的な調光卓の使い方をしました。現在の照明卓はほぼデジタルな照明卓でシーン記憶機能を使って、照明を行うのだと思うのですが…

▼いつもお世話になっている劇場の調光卓はシーンの記憶機能を使って照明をしております。しかし、今回は、記憶機能を使わずに、切り替えの度にシーンの灯りを創っておりました。実はぼくは・・・このやり方の方が好きなんだな、と改めて思いました。と言いますのも、毎回毎回、演者さんのお芝居は少しずつ変わります。同じようでも、ほんの少し違います。そうした違いがあるのであれば、照明も対応できる柔軟さが必要だと感じています。

▼そして今回、そうした「常に対応する」使い方を久々にしました。昔の調光卓は記憶機能自体がなかったですので、毎回のフェーダーを調整して切り替えを行っていましたが、今回、その方式を使って行いました。切り替えのタイミング、シーンの作り方、やっぱ照明も生きてる!って感じがしました☆

▼なんでもそうだと思うのですが・・・今の時代、自動化というか・・・オートマチックな方式が流行っているように思います。もちろん、その方がオペレーションに負荷がかかりませんし、間違えも少なくなると思います。しかし、なにか物事を覚えようと思ったら・・・まずは仕組みを理解することだとお持っています。それを身体に覚えさせるのは、自身の手でマニュアルで操作できることが一番だと考えています。その上でオートマチック操作を使用する。そうすることで、操作できる範囲、機能を充分に使いこなせるのではないか、と考えています。

▼とにもかくにも。昨日まで4日間、照明スタッフとして色々な勉強が出来ました☆これからの活動に活かして参ります♪


THE 殺陣

▼まずは稽古後の座員たちのツイートを御覧ください☆

▼そうなのです。稽古場に殺陣の先生にお越し頂きまして、殺陣の基本を教えていただきました!!!
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次期公演には”殺陣”のシーンを入れる予定です。
ですので、その準備を始めました!ぼくらの弱点でもある、身体の動かし方、躍動感、キレ。この辺りを研くべく、できている部分・できていない部分を正確に把握し、先生のご指導の元、殺陣の基礎の基礎を教えていただきました!
次回の殺陣の稽古まで反復し、今回教えてもらったことをさらに磨いていきます!!!

次期公演、是非ともご期待ください!!!!

今日からの1週間。新しい出来事が嬉しい出来事が多い1週間でありますように☆☆
演出部武藤でした♪


でこぼこギアさん『白雪姫と七人の先生』無事に幕がおりました☆☆

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▼でこぼこギアさんの第4回本公演 #白雪姫と七人の先生 、全公演、無事に幕を降ろすことができました☆ お運び頂きました皆様、ありがとうございます!!
新和座からは、座長と不肖武藤が音響・照明として、松井が受付として参加いたしました!
そして、千穐楽では、新和座の面々も応援にかけつけ、そして、デスマーチで山田錦を演じて下さいました野川さんもお運びいただきました♪デスマーチのキャスト全員が揃ったカタチなのですが・・・そこはぼく。お写真を撮るのを忘れてしまいました…とほほ。。。

▼デスマーチで、笹錦を演じて下さいました池冨さん、白鶴を演じて下さいました林さん。大活躍でありました!お二人のホームグラウンドということもあると思いますが…
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