【王女メディア出演者紹介】守り役役 長谷川奈美

守り役の役目

王女メディアではメディアの子供を世話する守役という人物が出てきます。

では守役の役目とは一体なんなのでしょうか。
これは色々な文献によっても違うようですが、守役の役目として挙げられるのが『主人の子を守る』というものだそうです。
読んで字の如くって感じですが・・・古代ギリシアではどういった人が守り役に選ばれたのでしょうか。子供をあやすのが上手い人でしょうか、子供の躾がきちんと出来る人でしょうか。それとも単に身の回りの世話が出来れば良いとの考えから基準はなかったのでしょうか。・・・守るというくらいですから、武に長けた人が選ばれたのでしょうか・・・メディアのお稽古を見ると様々な想像が浮かびます。

長谷川奈美が努めます。

今回、守役を努めますのが、長谷川奈美です。
画像では妖艶な感じが出ておりますでしょうか?!今まで新和座をご覧いただいたお客様からは、「美しく迫力がある」とお褒めのお言葉をいただくことが多いです。その迫力が今回、守り役で表すことができますでしょうか?!ぜひ、劇場にてご覧ください!
松井の乳母と長谷川の守り役のペア。つまり乳母と守り役との関係という部分もお客様にご覧頂きたい1シーンです!この二人といえば…”新和座チャンネル”の名?迷?コンビであります!二人のコンビネーションをぜひぜひご覧いただきのです☆
子供を守り、育てるという共通の目的をもった乳母を守り役・・・二人がどう作るか、ご期待ください!!

王女メディアは2月16日から!
公演詳細は↓をクリックしてください


ギリシャ悲劇って・・・

ギリシャ悲劇の世界

ギリシャ悲劇とかって最初、なんかお固いイメージで取っ付き難いなぁ~と思っていました。劇団制作の人間の言葉とも思えませんが…王女メディアのお稽古を見ていると現代でも普遍的に扱われる題材なんだ、と感じています。
調べてみますと、そもそもギリシャ悲劇は、古代ギリシア時代に、アテナイ(ギリシャ共和国の首都アテネの古い名前だそうです)のお祭で上演されていた悲劇で、その上演は競作の形を取っていたそうです。競作に参加する悲劇詩人は、三つの悲劇と一つのサテュロス劇(滑稽なお芝居)をひとまとめにして上演する必要があったそうです。まるで日本のお能のようです。能と狂言がのような関係なのでしょうか。

観客は参加した悲劇詩人のうちで誰のものが最も優れていたかを投票し、優勝者を決めていたそうです。こちらも日本の演劇祭のような印象をうけました。
この中でも 最も有名な悲劇詩人は、三大悲劇詩人として知られているアテナイのアイスキュロス、ソポクレス、エウリピデスだそうです。
今回の「王女メディア」はこのエウリピデス作のものです。

当時は野外劇場で…

ギリシャ悲劇は正しくは、ギリシア悲劇というそうで、仮面をつけた俳優と舞踊合唱隊(コロス)の掛け合いによって進行していきます。劇場は丘などの斜面を削って建造されていました。
劇場全体はすり鉢状になっていて、底の部分に俳優が演じる舞台と合唱隊用の平土間(オルケストラ)があります。野外劇場だったそうですが、演者や合唱隊の声がよく届くよう音響効果の優れた構造が取られていたようです。客席は、すり鉢の斜面部分に、舞台を半円形に囲うように設置されています。本当に驚く事にどの席からも舞台がきちんと見えて、舞台上でのひそひそ声も客席の最上段でもクリアに聞こえるらしいです!
現代の日本の劇場でも、この様式を取り入れているところがあるそうです。彩の国さいたま芸術劇場などは代表ではないでしょうか。

今回、劇場は屋内ですが…舞台上のやりとりを劇場内のお客様すべてにお届けすべく、俳優もスタッフも工夫を凝らしております!
是非とも、2400年前に描かれ、現代でも問題になることがある、”不倫”に端を発する物語をご覧いただければと存じます☆

王女メディアは2月16日から!
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【王女メディア出演者紹介】乳母役 松井ともみ

新和座のいちご姫

今回、”メディア”の側に寄り添い、彼女の怒りも苦しみも悲しみも一番近いところで見ている乳母。
その乳母役を演じますのは、新和座のいちご姫こと松井ともみです。
松井は今まで新和座の公演で常にチャレンジしてきました。

デスマーチシリーズでの花崎かおり、玩具騎士団でのマリオネット、ロミオとジュリエットでのベンヴォーリオ。
常に新しい役、常に新しい世界を切り開いてきました。

 

乳母という役どころ

おそらく・・・松井の今回の「乳母」という役は迷いに迷って役を作っているのではと感じています。
なぜならば、今まで松井が演じてきたどの役とも違う役どころなのです。

乳母はメディアにずっと寄り添ってきました。
メディアの怒りも苦しみも悲しみも…メディアに一番近いところで見てきたのです。
だからこそ…イアソンの不倫に胸が痛む。メディアの心の叫びを誰よりもわかっている人間なのです。

もちろん、演じる松井は新和座の誰よりも他人に心を寄せることのできる人間です。
お客様に対しても座の誰よりも丁寧です。

その松井の普段の「心」が乳母役としてどのように昇華されていくか…ぜひ、劇場で見てみてください!
普段できていることが…役にも反映できる、これは簡単なようでいて難しいと思っています。
それを松井は今、チャレンジしています。そして、皆様にご覧いただく時にその「心」がお客様に届くことでしょう。

王女メディアは2月16日から!
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☆これからの新和座ブログ☆

いつも劇団新和座にご声援いただきましてありがとうございます♪

1週間、ブログのお休みをいただきました!
これは、この1週間、どのような内容にしようか考えていたためなのですが・・・

新和座ブログ、(基本)毎日更新をせずに、内容の濃い記事をお届けするようにしていきます♪♪

”ほぼ”毎日ですが…
私たちの普段の稽古、お芝居への思いなど、さらにさらに書いていきます!
是非、ご期待ください☆


新和座ブログ☆お休みをいただきます☆

いつも劇団新和座にご声援いただきましてありがとうございます!!

この度、ネクスト・チャレンジ・シアターに向けて、本ブログも内容を刷新するため準備しております!今週1週間、本ブログをお休みとさせていただきます!

11月5日(日)から再開予定です!どうぞお楽しみに☆


劇団新和座からの大切なお知らせです。

いつも劇団新和座にご声援いただきましてありがとうございます。

本日、皆様に大切なお知らせがございます。
お知らせいたしておりました次期公演、ネクストチャレンジシアター『王女メディア』ですが、公演会場と公演日程が変更となりました。

既に予定を決めていただいておりました皆様、大変申し訳ございません。
今回変更になりました理由は、予定しておりました劇場、アトリエ第七秘密基地の都合によるものです。

『王女メディア』は以下の日程・会場にて上演いたします!

公演日程

平成31年(2019年)2月16日(土)〜17日(日)
全4回公演を予定しております。

会場

東京は中板橋にあります、新生館スタジオにて行います。

 

皆様にお知らせいたしました日程、劇場を変更することは大変心苦しいことであります。既報の会場が使用不可能になったことは私どもにとりましても大変痛手でございます。
しかしながら、新しい会場は天井が高く、私どもの作品創作に新たな刺激を与えてくれると考えております!
さらに、さらに・・・作品創作、ギリシャ悲劇「王女メディア」にご期待下さい!!

どうぞこれからも劇団新和座にご声援賜りますよう、重ねてお願い申し上げます!