ものすごい風。まるで台風のような風でした、東京地方。
電車が止まってしまっていて…稽古場に辿りつけませんでした。メンバーがそれぞれ知恵を絞り、ある者はバスで、ある者は迂回し、ある者は歩いて…
普段電車という恩恵を受けている私たちですが…一度自然の猛威にさらされると…身動きがとれなくなってしまいます。自然はとても偉大で畏れ多いものだと感じます。
本日の稽古場には…やはり畏れ多い方がいらしてくださいました。大先輩の松本大さんです。前回お見えいただいた時は非常に興奮したのを覚えています。
今回も興奮したのですが…前回とは違う興奮というか…いただいたアドバイスを通じて、第一線で活躍されている俳優さんのアイデアやパワー、メンタリティというのものに少しだけ触れる事が出来たような気がします。
もちろん、松本さんにしてみれば朝飯前の事柄かもしれないのですが、頂いたアドバイスのひとつひとつに、「芝居」というものに対しての愛情のようなものを感じたのです。
休憩時間にも貴重なお話が伺えました。
もちろん、全てではありませんが、松本さんの持っていらっしゃる芝居に対しての情熱というか愛情を感じられるお話でした。
畏れ多い事ですが、ぼくはそこに第一線で活躍されている役者さんの精神を感じたのでした。
え?!
具体的に書け、と。
ですよね…ぼくがもし、これを読んでいたら、なんて抽象的で、ワケガワカラナイ文章で…冗長なだけじゃねーか、と思ってしまいます。
しかしながら…
意地悪とか、勿体ぶっているわけではなくですね…
こればっかりは…ぼくというフィルターを通してしまうと…今のぼくの実力ではねじ曲がって伝わってしまう気がするのです。ですので具体的に「こういうお話が聞けた」とか「こういうアドバイスを頂いた」という事はもう少し反芻させてください。
もっともっと勉強したい。松本さんのお話を伺いたい。ぼくは素直にそう感じました。
もちろん、新和座をほっぽり出すことはしません。が、松本さんが主宰されておられる声優教室にお邪魔出来る時にお邪魔しようと考えました。
第一線で活躍されている役者さんというはやはり、『人を惹きつける人』であるのだと感じています。つまり、先ほど書きましたある種の”精神性”、アイデア、パワー、どれをとっても人を惹きつけるのです。
追い越すことは出来ないかもしれない。でも、一歩でも二歩でも近づけるようにもっともっと勉強しようと感じた稽古日でありました。
ありがとうございました!!
今日からの1週間。また皆様に素敵な出来事がたくさん起きる1週間でありますように☆☆
演出部武藤でした。