平成30年11月4日のお稽古日誌☆創っています

それぞれ違います☆

11月に入り、稽古回数も少しずつ増やしていっております☆☆
指定稽古日、稽古日、練習日・・・
それぞれの空間で各日、目的をもって望んでおります!!!

稽古は他人のためにする

今回新和座でつくっているのは悲劇です。
しかしながら、稽古場は笑いに包まれていることが多いです。もちろん、稽古をしている時には俳優/スタッフ共に真剣味あふれる表情が出てきます。切り替えが早い、というのもあるのですが…私たちは『お稽古は他人のためにある』と考えていることが根底にあります。

”稽古”というと…自分の業を磨いたり、自分のお芝居を確認したりなんてことが常だと思います。

しかしながら、「稽古」では作品を作る為のものでもあると考えています!
共演者やスタッフなど…複数の人間がいなければ出来ないことをする場であると思っています。したがって、あえて、お稽古場では己を捨て、他人のためにお稽古する事が非常に大切だと考えています。

自分が作品の登場人物の一人だと思った時に…当然、自分が生まれるには両親が居て…周りに家族が居て…友人が居て…自分の役は相手役がいなければ存在しない、相手役がいてこそ自分の役が存在するのだと考えています。
こうした思いでお稽古することで、より良い作品になるのだと思っています。

こう思いながらお稽古することによって、知らず知らず自分の業も感覚も磨かれると思います。なぜなら他の人は自分のためにお稽古してくれるわけですから。

自分の業を自分の為だけに練習するなら、人数集めてお稽古する必要はないと思います。自分で練習すれば良いのです。

他人の世話をやくことでなく、自分自身のやることをしっかりやって、他人の為のお稽古に望む。こうする事で作品も自分も研磨されると考えています。

自分の役に集中することを前提として、他人の為に稽古にのぞむ。
そうすることによって、物語の中でも外でも…役としても役者としても関係性が深まり、役者とスタッフとも信頼関係が出てきて…笑いも真剣味も出てくる稽古場になってくると考えています。

文芸部武藤でした♪


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