【お稽古日誌】平成29年5月28日のお稽古☆表情・仕草・喋り・動作

▼当たり前の事ですが、人間は生き、そして必ず死にます。死は、動かなくなり、表情も変わらなくなり、冷たくなり・・・もちろん、喋らなくなりますし、息もしていません。何かに対し反応することがなく、自ら働きかけることもしません。

 

▼反対に”生きている”時は当然のごとく、心臓が動き、呼吸をし、表情が変わり、身体が動き、喋ります。暑さや寒さ、辛さや楽しさ、他者の行動などに対して反応しますし、自ら、他者に働きかける事もあります。

 

▼舞台上でその役として生きる為には、はやり、心臓を動かし、呼吸をし、表情を変え、身体を動かし、喋ります。もちろん、環境に反応を示し、他者(人やモノ)に自ら働きかけます。お芝居だからと言って、これらがないわけではないのです。

 

▼もちろん、役を演じる役者も人間ですから、心臓を自由に鼓動の早さを変えたり、瞳孔の大きさを自らの意志で自由自在に変えることは不可能です。しかしながら、それを表現することは可能だと思っています。つまり、自分で自由自在にコントロールできることをし、「心臓がドキドキしている様」や「瞳孔が小さくなるほどのまぶしさ」という事は舞台上で表現できると考えています。

そのままズバリ、をお客様に御覧頂くということではなく、自らコントロールできないものをできる部位、できる行動で補い、表現する事でお客様にご覧いただけると考えています。

 

▼ぼくらは常に、『芸術に答えはない』という考えのもと、『これが正解だ』という方法を固めていません。しかし、培ってきたモノはあります。が、それも固めずに、更に色々な方法を模索し、取り入れ、時には削ぎ、混ぜてきました。次回の稽古から次期公演の稽古に入っていきますが・・・今回のこの期間は、そうしたことの復習を元に、台詞を喋る前、台詞を喋っている時、台詞を喋った後の表情・仕草・動作といったことを技術的なことを重点に稽古してきました。こうした稽古が次期公演に繋げるために更に研鑽していきます。

 

▼重複しますが、人間は生きている限り、色々な事をします。生きるための行動、癖、気持ちの移り変わり。そして、ある事柄に対して、成功もすれば、失敗もすることもあります。役者としてではなく、舞台上でその役として生きるため、こうした人間の全てを改めて考え、ぼくらはお芝居に反映していきます。

▼今日の稽古場写真を撮り忘れたのも、ぼくの失敗です。(言い訳であります、、、、)

 

▼次期公演に関しても、近日中にお知らせできると思います!是非ご期待ください!!!

 

2017-05-07aまた6月14日からは梨沢千晴が出演いたします舞台『潜入秘密探偵』も上演されます☆是非、ご声援のほどよろしくお願いいたします!

チケットのご予約は・・・
Quartet Online(カルテットオンライン)
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(別ウインドウが開きます)

 

 

 

今日からの1週間、また皆様に嬉しい出来事が降り注ぐ1週間でありますように。
演出部武藤でした。


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