【お稽古日誌】平成29年5月7日のお稽古☆当たり前の事、当然のこと。

▼今日のお稽古場でのテーマは『表情・動きと台詞の変化』について行いました。

座員のひとり、松井も書いておりますが・・・

▼舞台をやる上で、”表情”や”動き”というのは当たり前のことではあります。もちろん、ぼくたちの普段の生活の中でも。しかし・・・お芝居をいざやろう、とすると…それが当たり前のことではなくなる場合があります。
できて当たり前の事が・・・できなくなってしまう事が・・・それはどうしてなのでしょうか・・・

 

 

▼色々な理由があると思いますが・・・第一には台本には特別な場合がない限り、役の一挙手一投足については触れておらず、台詞やト書きを読み込んで、俳優さんや演出者がその役についての書いていない部分について想像し、創造することが許されているからです。つまり、想像していなければ、それらを現すことはできません。

 

▼第二に、意識が喋りに集中してしまう場合がある、ということです。お芝居をしていく上で、台本上の「台詞」に目が行くことはある種当然のことかもしれません。しかしながら、その台詞、しかも自分の台詞”だけ”を追ってしまい、意識が喋りにだけ行ってしまっては、表情や仕草、動作について意識がいかないわけです、当然のことだと思います。

 

▼もっと他にも理由はあると思いますが・・・今日のお稽古では特に、後者の方に力を入れ、同じシーン、同じ台詞でも、表情や動作・特に手の動きが変わると、しゃべりはどのように変わってくるかということを確認しながら、行いました。
同じシーン・同じ台詞でも、動きや表情が変わってくると、喋りも変わってきます。普段の生活でもそうですから当然の事です。それを改めて確認しました。

 

▼と当時に、動きが変わると、視線、見ている場所も変わってくる事があります。そうすると・・・距離感も変わってきます。お芝居にとってこの距離感というのはとっても大事なうちの一つです。視線が変わるとどのように距離感が変わってくるのか・・・14日のワークショップでもやりたいなぁと考えております。

 

▼普段の生活でも当たり前のようにできていること。お芝居の上でも当たり前のこと、出来て当然のこと。でも、当たり前であるからこそ、忘れてしまうこと・・・ややもすると、結果、ないがしろにしがちなこと。こういうこと、一つ一つの積み重ねがお芝居を構築しているとぼくは考えます。

 

今日からまた1週間。
うれしい笑顔がたくさん降り注ぐ1週間でありますように♪♪♪

 

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来る5月14日(日)16時から、ワークショップを行います!
参加無料です。
テーマは『間ってなんだろう』です。
入団希望の方でなくても、ご参加いただけます!
是非、ご参加ください☆
詳細はこちらの記事を御覧ください!


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