ぴったりはまる瞬間

2016-11-28a

今回の最新舞台『デスマーチ -ITサポ戦線、離脱不可-』の効果音や音楽の元を作っています。
もちろん、ぼくのイメージした世界観もありますが・・・原作者の奏ちよこ先生の世界を現すにはどうしたらいいかということも考えています。

今日、今、この時点で感じたことがあります。
「第一印象で思っていた音楽と今、コレだ!と思う音楽は違う」
ということです。

役者さんがどんどん創ってくれている役。
やはり初見の時と、今日、今、この時点で演じてもらえば・・・
表情、動き、モノの言い方、視線・・・様々なモノが違います。
そうすると、最初思っていた音楽が合わなくなってくることもあります。
反対に、「これは動かせない!」という音楽もあります。

ぼくが音楽の元を作る時、それは大体、稽古場以外の場所です。
もちろん稽古場に機材を持込み、そこで、合わせることができれば良いのですが・・・
稽古場で行う作業・・・コレに偏ってしまっては元も子もありません。
ですので、作業場所で作製作業を行うことが主です。

机の上で、「あーでもない、こーでもない」と考えながら・・・
役者さんが演じる役の顔、視線、動き、モノの言い方を反芻し、時には撮影した動画とにらめっこしながら作ります。

そしていざ・・・稽古場で流すわけですが・・・
机の上で考えたものがぴったりと合う時は、もう、物凄く嬉しいのです。そりゃあ、もう、飛び上がるくらいに。逆に全然合わない時ももちろんあります。そんな時・・・『ちっ』って思ってしまいます・・・心がせまいので・・・
しかしながら、役者さんが役となって演じてくれている顔、動き、声なんかを稽古場で再度収集し、再度作り込みます。
舞台本番までこの繰り返しが続きますが・・・ピタッとハマる喜びにはかえられませぬ。

音の長さも、大きさも・・・高さも。。。

お客様の耳に届くまで、「音」の試行錯誤、錬成が続きます!
お客様の耳にもぴったりはまっていただけるように、頑張ります!!!
是非、ご期待ください!!!!


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