また一週間。
先週から、お汁粉を作ろうというところまでて、ひとまず小豆と餅を手に入れるところまで到達しました。
今週は、妹に教えてもらったきんつばのお店がおいしすぎて、毎日違うきんつばを食べている間に終わってしまった。
お汁粉は来週ですね。
それにしても……大抵洋菓子ばかりいただいているのですが、最近は珍しく和菓子続きで。
以前はあまり好んでは食べなかったのですが、いつの間にか好きになっておました。
和菓子は洋菓子よりも味が顕著に出てしまうものだと思います。
なかなか「これだ」というものに出会うのは難しいのかもしれませんが、最近はそれなりに好きなお店も出来てきたのでたまにいただくようになった次第です。
甘いものを食べているので甘いのは当たり前ですが、それでもぎりぎりまで甘さを落とした素材そのものの味を楽しめるお菓子というのはとてもおいしい。というのは和菓子も洋菓子も変わりませんね。和菓子を好きになってきたとはいえ、あんこはこしあんの方が好きで、粒あんのいかにも小豆が残っている感じは少し苦手なままだったのですが、今回ここにきておいしいきんつばに出会ったため、また苦手が減ったような気がしました。おいしいものはおいしいのですね。
特に寒くなってくると、緑茶がおいしい季節になり、緑茶といえばなんだか和菓子が欲しくなるという。
やったことがないからできない、わけではない。
たまに若い人の相談を受けます。私もまだまだ若輩ですがそれでもほんの少しだけ長く生き、その分失敗をしているので、そういう部分など参考になればと。
そこでそういえばよく聞くなと感じたのは「やったことがないからどうしたらいいかわからない」ということです。
「やったことがないからできない」
ですが、よく考えればすべてのことに「初めて」が存在し、それを知らずに通過しているだけで、すべては「初めて」を通過して今では当たり前になっていることです。
この世界に生まれた瞬間、初めて言葉をしゃべった瞬間、初めて歩いた瞬間、すべてです。
そういうことを「初めてだからできない」とは考えずにやってきているのだから、やってみたら案外簡単にできるかもしれません。
ましてやそれがやってみたいことなのに、そう考えてしまうのはとても勿体ないことのように思いました。
とりあえず一回やってみると、上手くいかなくても、自然と次の方法が見えてくることもあると思います。
それを何度か繰り返しているうちにできるようになるかもしれないし、やってみたことによって、本当は自分には必要のないことだったと思うこともあるかもしれません。
が、それらはすべて経験として、どんな結果でも蓄積されていくわけで無駄になることはないと思うのです。
どうやらこれまであまり失敗をしたことがない人に多いようで、経験のない「失敗」は恐ろしく感じるのかなとも思いましたが、失敗することは悪いことではないし、失敗をすることがイコール人間性が劣っているからではありません。
当然成功が多い方がいいし、その方がかっこいいし、優れているように見えるのは当然ですが、私は成功と同じくらい失敗も大切なことだと考えています。
役者的にいえば感情も経験もいろいろなパターンを蓄積しておいた方がいいし、そうじゃなくても、沢山の人と関わっていく人生において、失敗をするという気持ちを理解できていなければ進まない物事も存在すると思うからです。
想像もできますが、経験することにより、より相手の立場になって考えられることになると思うし、幅の広い柔軟な目で見るためにも恐れずに自分の思うやりたいことに挑戦していってほしいなと思いました。
物事は様々な面によって成り立っていると思うので、いろいろな面を見て立体的に物事を考えることができるとまた違った何かが見えてくることもあるんじゃないかなと。
踏み出せないことの理由には様々なものが存在すると思いますが、もし自分の気持ちという問題なのだとしたらとても勿体ないことだなと思いました。
「失敗をした」という事実自体に焦点を当てず、だからするべきことと、してはいけないこと、に焦点を当てると前向きです。（と前向きじゃない私が言うと説得力がないですが）
またひとつ答えに近付いたと思えば楽しくもあります。（最初からは難しいかもしれませんが）
深く「失敗」と構えずに。十年、二十年、数十年後に、その時のことを楽しく懐かしく思い出せますように。
……とちょっとだけ人生の先輩は思いました。
失敗しすぎてむしろ失敗の悔しさを忘れないようにとか鼓舞してる自分が寂しくなった瞬間でございました。
ひとつ言えること。それは挑戦することは楽しいということです。
では皆さま、素敵な週末をお過ごしください。
