旗揚げ公演 王女メディア

no_001_k_001平成21年1月。皆様の前にお披露目公演を終えた劇団新和座。そして、同年4月、旗揚げ公演を行いました!

いよいよ劇団新和座が「新しい息吹、新しい鼓動」とともに動き始めました!

当日はご多忙にも関わらず、たくさんの方に御運びいただきまして満員御礼となりました。皆様、大変ありがとうございました!
たくさんの客演の皆様、スタッフの皆様、ご賛同いただきました皆様、そして、ご覧頂いた多くのお客様。本当にありがとうございました!これからも座員一同、第2回公演に向かってさらに、精進して参ります。また、皆様のご声援あっての私どもでございます。今後ともご指導、ご声援、よろしくお願い申し上げます。

旗揚げ公演での挑戦・・・

お披露目公演から約3ヶ月。ついに劇団新和座が旗揚げ公演を行いました!
旗揚げ公演で挑戦したのはギリシャ悲劇の名作「王女メディア」。
今回は限定200席、全ての公演で満員御礼となりました。本当にありがとうございます!

作品はエウリピデス作 王女メディア

劇団新和座が旗揚げ公演に選んだのはギリシャ悲劇、エウリピデスの『王女メディア』です。
前身の原宿いなか村公演でも行った演目ですが、今回はさらに迫力ある世界観を新和座独自の視点でとらえる「男と女」「愛と憎しみ」「親と子」そして「家族」といった関係性や絆を深く掘り下げて参りました!アンケートや後日のメール、観劇感想のブログなどを通じ、暖かい励ましのお言葉、叱咤激励など皆様から数えきれないほどのお言葉を頂戴いたしました。頂戴したお言葉を胸に、今後とも精進して参ります。

王女メディアとは

王女メディアは古代アテナイ(ギリシャ共和国の首都アテネの古い名)の三大悲劇詩人のひとりであるエウリピデスが紀元前に書いたものだとされており、ギリシア悲劇の代表作にあげられています。ギリシア神話に登場するコルキス王の娘メディアの晩年にコリントスで起きた話です。2000年以上の時を経て、劇団新和座がこの名作に挑戦しました。

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あらすじ
イアソン(演:古川康史)は、イオルコスの王子であった。先代のイオルコス王が死んだとき、彼はまだ、幼かったため、叔父ペリアスが王位についた。やがて彼は成人に達すると、ペリアスに王権の回復を求めた。しかし王位を手放したくないペリアスは王位返還の条件として、ギリシャからはるか遠く離れた、黒海の果てコルキスにある黄金羊毛の奪取を命じる。五〇余名の勇者(アルゴナウタイ)を率いてアルゴー船でコルキスに渡ったイアソンは、黄金羊毛の奪取に挑む。イアソンを殺そうと目論むコルキス王に難行を命じられ途方にくれるが、王の娘メディア(演:ならりえ)がイアソンに一目惚れした。メディアは密かにイアソンと会い、自分との結婚を条件に父を裏切ってイアソンを助ける約束をした。彼女は薬草術、魔術を用いてその奪取遂行を助けする。大蛇の猛攻など数々の試練にイアソンはメディアの協力で、目的の羊毛を入手したイアソンは、彼女を連れて帰国の途につく。その際、メディアは弟を八つ裂きにして肉片を撒き散らし、父の追手が遺体収捨に手間取っている間に逃げ延びた。ところがベリアスは、約束を守らず王位を譲らなかった。そこでメディアは、彼の娘たちを騙して父親を殺害させた。ようやくイオルコスの王位に就いたイアソンだったが、それもつかの間、ペリアス殺しの罪で追放され、王権はペリアスの息子に奪われる。二人はコリントスに亡命する。
コリントス王クレオン(演:ヘンミケンオ)は、イアソンを歓迎し、その人柄を気に入って娘グラウケーとの結婚話を持ちかけた・・・。

男とは、女とは・・・。家族とは・・・人は何故人を愛し、苦しむのか。

太古のギリシアでも現在の日本でも、そこには人がいて、家族があり、家庭があり、人の営みがあります。しかし世の中には悪く言えば、欺瞞に満ち、人が人を欺き傷つけることが少なくありません。
人は何故、人を愛し、家庭を築き・・・親は子へ子は親から様々なものを伝承していくのでしょうか。
また、男と女の間にあるもの。それは愛情なのか、情念なのか。---はたまた違う何かなのか。
劇団新和座が真っ向から家族というもの、男と女というものにぶつかり、公演という形で表現しました。

公演概要

キャスト/スタッフ

出演
古川康史 今松くるみ 新垣あやの ならりえ 石井かほる
ヘンミケンオ 北村空 一 鈴木遥樹 優愛 先崎翠 大宮里絵
スタッフ
作/エウリピデス 演出/武藤賀洋
照明/アレクセイスメルジャコフ 音響/日向光俊 古川康史 装置/劇団新和座美術部
宣伝美術/市川夢子 閃黎灰斗 衣装・メイク/戸ヶ崎花枝 装置/道具 ryu01
制作/劇団新和座・古川康史
協力/チャイカ.アーツ 山崎右介
Special Thanks To…./
岡田貴之、崎山浩史、H.O、M(R)、来栖称子、加藤杏奈、長谷川奈美、
戸ヶ崎花枝、サブロー、市川夢子、武藤玉水堂、山崎右介、岩崎直人
And 全てのお客様 (順不同/敬称略)

公演日

2009年4月17日(金曜日)から19日(日曜日)の日程で行いました。

入場料金

前売り1,000円 当日1,500円

劇場

劇場は阿佐ヶ谷にあるART THEATERかもめ座にて行いました。


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