第6回本公演 サロメ

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2013年第1弾は久々の本公演でした!
2日間、全4回公演は当初の予想に反して、全回満員御礼となりました!
本当に皆様、ご声援、ご来場いただきましてありがとうございました!!

新約聖書の中にも書いてあるサロメ

本作「サロメ」の物語は新約聖書にも登場します。サロメは古代パレスチナに実在したとされる女性です。エロディアの娘とも呼ばれています。キリスト教の祖、イエス・キリストに洗礼を授けた洗礼者ヨハネの首を求めたとされています。本作はオスカー・ワイルド原作であり、洗礼者ヨハネ(ヨカナーン)の首を求めるに至ったサロメとその周りの人物との関係が見事に描き出されたものです。

あらすじ

salome_PC_01ナザレのイエスに洗礼を施した洗礼者ヨカナーンは領主エロデ・アンティパスとエロディアスの結婚を非難したため、捕らえられてしまう。エロディアスの娘サロメは捕らわれしヨカナーンを禁を破り、その姿を見てしまう。サロメは一目でヨカナーンに惹かれ、あの手この手でヨカナーンを誘惑する。しかし、ヨカナーンはエロデはもとよりエロディアス、さらにはサロメの不義、神をも恐れぬ振る舞いを非難する。どうしてもヨカナーンの心を自分に向かせたいサロメは、王であり、義父であるエロデに懇願する。義理の娘であるサロメをも手中におさめたいエロデ王はサロメに踊りを舞えば、望みを叶える、国に半分を譲渡しても良い、と約束する。サロメは自分の思いに一心に「七色のヴェールの踊り」を舞う。そして、サロメが望んだものとは一体・・・

サロメWEB CMを作成しました☆

 


WEB CM その1


WEB CM その2

新和座ブログにてサロメ出演者の紹介をアップしました♪

ならりえ
ならりえ
長谷川奈美
長谷川奈美
古川康史
古川康史
石井かほる
石井かほる
毒島くるみ
毒島くるみ
加藤有希子
加藤有希子
梨沢千晴
梨沢千晴
大場彩乃
大場彩乃
佐原功
佐原功
笠倉祥文
笠倉祥文

マリア・・・加藤有希子
エロド・アンティパス・・・古川康史
ヨカナーン・・・長谷川奈美
リーリート・・・大場彩乃
兵士・・・笠倉祥文
佐原功
ユダヤ人・・・毒島くるみ
ナザレ人・・・梨沢千晴
エロディアス・・・石井かほる
サロメ・・・ならりえ

スタッフ
作/オスカー・ワイルド
演出/武藤賀洋(日本演出者協会会員)
演出補/石井かほる
照明/A.スメルジャコフ
音響/ユーリ=ナゴーレン
装置/劇団新和座美術部
宣伝美術/ryu01
衣装・メイク/戸ヶ崎花枝
制作/劇団新和座・古川康史

公演日時

第6回本公演『サロメ』の公演日は2013年2月16日(土)〜2月17日(日)の日程で、全4ステージを上演いたしました。
会場

東京都は豊島区のアトリエ第7秘密基地にて上演いたしました。
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第5回本公演 トンデモ医者

no_005_k_001初の喜劇に挑戦しました、劇団新和座第5回公演『トンデモ医者』。大変、ご好評をいただき、皆様のおかげをもちまして、無事に幕を降ろすことができました!今回、座初という初めてづくしの公演となりました!ダンスあり、笑いあり、タップダンスありの本作品。開演前にはヴォイスドラマも上演し、こちらもご好評いただきました!今回、皆様からたくさん頂戴したご意見、次回以降の公演に反映してまいります!さらに精進してまいりますので、今後とも応援いただけますよう、よろしくお願いいたします。

初の喜劇に挑戦!!

フランス喜劇の巨匠モリエール作

今回劇団新和座初の喜劇に挑戦です!フランス喜劇の巨匠モリエールが書いた『トンデモ医者』という作品にチャレンジいたしました!今まで劇団新和座では悲劇を中心にお届けして参りました。その中で、終演後のアンケートなどで多くお寄せ頂いたご意見が「コメディを見てみたい、喜劇を見てみたい」というものでした。そうした中、満を持して私ども、新和座、喜劇に挑戦いたしました!

トンデモ医者

『トンデモ医者』は17世紀フランスの劇作家であるモリエールが1645年に発表した作品です。彼はコルネイユ、ラシーヌとともに古典主義の三大作家の一人とされています。当劇団、イヨネスコ、エウリピデス、ジャンアヌイ、ソフォクレスと巨匠に挑んできました!!今回も17世紀のフランスの宮廷でも支持を得たモリエールの作品を上演いたしました。
見どころは…

新和座初がいくつもあります♪

過去の公演のアンケートなどでご意見を頂戴し、新和座らしい『台詞のテンポの良さ』『登場人物の心の表れ』などなどは更に進化をし、新和座初ダンスシーンにも挑戦、また、タップダンスも披露いたしました。

ダブルキャストでお届けします!

今回の公演はダブルキャストでお届けします!!下記のキャストが舞台狭しと小気味良い台詞と動きでお客様を笑いの渦へとお誘いいたします♪演出上でもまったく違うタイプの内容をお届けいたしました!

公演概要

キャスト/スタッフ

出演
★印の公演回は・・・
ゴルジビュス・・・古川康史
サビーヌ・・・石井かほる
スガナレル・・・野川和之
リシュル・・・ならりえ
ヴァレール・・・居能侘助
弁護士/グロ=ルネ・・・香西静(one2panic)
●印の公演回は・・・
ゴルジビュス・・・野川和之
サビーヌ・・・ならりえ
スガナレル・・・古川康史
リシュル・・・石井かほる
ヴァレール・・・居能侘助
弁護士/グロ=ルネ・・・香西静(one2panic)

声の出演:加藤有希子、山本愛由美、山田美希、長谷川奈美、関山幸子、大場彩乃、松井友美(プロダクションエース演技研究所)
でお届けします。

スタッフ
作/モリエール
演出/武藤賀洋(日本演出者協会会員)
演出補/香西静(one2panic)
ダンス振付/小野瀬 やすよ・香西静(one2panic)
照明/アレクセイスメルジャコフ
音響/村石雄介・ユーリナゴーレン
舞台監督/ヘンミケンオ
装置/劇団新和座美術部
宣伝美術/ryu01
衣装・メイク/戸ヶ崎花枝
制作/劇団新和座・古川康史

公演日

第5回公演の公演日は2011年11月10日(木)〜11月13日(日)、
全11ステージをお届けいたしました!

入場料金

前売り1,500円 当日2,000円

劇場

新宿にある、シアターミラクルにて行いました!
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第4回本公演 王女メディア

no_004_k_001 no_004_k_002劇団新和座第4回公演『王女メディア』。大変、ご好評をいただき、皆様のおかげをもちまして、無事に幕を降ろすことができました!演劇サイトなどで、再演のご希望をいただいた本演目。旗揚げ公演時にも上演いたしましたこの作品。「あの女が帰ってくる」と銘打ちまして、劇場も新たに”王女メディア”の再演を行いました。前回以上にダイナミックにまた、オーディションワークショップを通じて、たくさんの客演の方にご協力いただきました。今回はご予約のお客様で連日満員御礼札止めの公演も複数回ございました。今回、皆様からたくさんのご意見、ご好評をいただきました。さらに精進してまいりますので、今後とも応援いただけますよう、よろしくお願いいたします。

あの女がかえってくる

no_004_k_0032009年4月。ギリシアの三大悲劇詩人の内の一人エウリピデスの『王女メディア』を旗揚げ公演として挑戦しました。非常にたくさんの方にご覧頂き、大変ご好評をいただきました。———2010年、劇団新和座が第4回公演としてお送りするのはその王女メディア、再演です。あの夫に裏切られ、復讐の炎をたてたあの女が帰って来ました!

再演と言ってもただの再演ではありません。今回は大々的にオーディションワークショップを行い、そのオーディションワークショップを通じて参加する強力な出演者のご協力をいただき、制作いたしました。

ギリシア悲劇の最高傑作を再び!

エウリピデスの『王女メディア』はギリシア悲劇の中でも最高傑作のうちの一つではないでしょうか。新和座では”王女メディア”、”エレクトラ”を上演してきました。この1年で更に研究を重ね、ギリシア悲劇に、この最高傑作に再び挑戦します!原作の迫力ある世界観を新和座独自の視点でとらえ、さらに見て頂くお客様にダイレクトに迫ります!恐怖!愛!憎しみ!・・・そして復讐。なぜ男と女は愛し合い、そして、憎しみ合うのか・・・その復讐の先にはには果たして何が待っているのか・・・
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公演概要

キャスト/スタッフ

出演
メディア ・・・ならりえ
イアソン ・・・北村空
アイゲウス・・・中野泰佑
クレオン王・・・古川康史
守役   ・・・野川和之(C&O)
報告者  ・・・長谷川奈美
若い女  ・・・石井かほる
加藤有希子
岩間香織(劇団歌舞人)
大宮里絵
長谷川奈美(二役)
村田美沙子
松本紗奈美
志茂香寿沙
関山幸子
乳母   ・・・今松くるみ

スタッフ
作/エウリピデス
演出/武藤賀洋(日本演出者協会会員)
演出補/ヘンミケンオ
舞台監督/いつみたけを
照明/長尾裕介、柳田充(Lighting Terrace LEPUS)
音響/村石雄介、ユーリナゴーレン
装置・道具/劇団新和座美術部 ryu01
衣装・メイク/戸ヶ崎花枝、はんぺん、村田美沙子
受付/山本愛由美、松井芽衣
制作/今松くるみ、古川康史、劇団新和座
Special Thanks
C&Oプロダクション、 崎山浩史、T.O、H.O、Y.F、You、
戸ヶ崎花枝、サブロー、武藤玉水堂、S.K 、
Lighting Terrace LEPUS、はんぺん、ruy01、閃黎灰斗、山崎右介、
今松典子、山本愛由美、松井芽衣、アドリブスタジオ
And….. 全てのお客様(順不同・敬称略)

公演日

第4回公演の公演日は2010年6月30日(水)〜7月4日(日)、全6ステージでお送りしました。
6月30日(水) 18:30〜
7月1日(木) 18:30〜
7月2日(金) 18:30〜
7月3日(土) 14:00〜/18:30〜
7月4日(日) 14:00〜

入場料金

前売り1,500円 当日2,000円

劇場

浅草にある、アドリブ小劇場で上演いたしました。
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第3回本公演 エレクトラ

no_003_k_001 no_003_k_002劇団新和座第3回公演『エレクトラ』。

大変、ご好評をいただき、皆様のおかげをもちまして、無事に幕を降ろすことができました!
かもめ座ART FESTIVAL参加作品として、制作いたしましたこの公演、今回はご予約のお客様で連日満員御礼札止めと相成りました。当日券をご希望のお客様、まことに申し訳ありませんでした。次回の公演以降、販売、広報態勢を見直して参ります。これに懲りず今後ともご声援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
第3回公演は、今回は三大悲劇詩人の一人ソフォクレスの作品にチャレンジしました!
また、今回は新垣あやのの退団記念公演としても執り行いました!新垣は新和座を退団いたしますが、充電後、また、色々な創作活動をする予定です。今後とも応援いただけますよう、よろしくお願いいたします。

たくさんのお運び、本当にありがとうございました!

演目はギリシャ悲劇『エレクトラ』

劇団新和座が第3回公演で選んだ作品は復讐劇「エレクトラ」です。
この物語は、古代ギリシャ、三大悲劇詩人に数えられるソフォクレスの作品です。
旗揚げ公演でご好評いただいた「王女メディア」に続き、ギリシャ劇の第2弾です。
実の母が実の父殺しの犯人であり、それを知りつつも母に使われる身となってしまっているエレクトラ。
彼女は遠い昔に別れた弟オレステスが復讐の狼煙をあげてくれることを待ち望んでいた・・・
そんなある日、オレステスの死の報せが・・・
復讐と愛憎と信頼と・・・劇団新和座が描く復讐劇・・・。

かもめ座ART FESTIVAL参加作品

今回の「エレクトラ」はお披露目公演以来お世話になっている、ART THEATERかもめ座で開催されるかもめ座ART FESTIVALに参加いたしました。

ダブルキャストに挑戦

なんと今回の第3回公演は新和座初の試み、ダブルキャストに挑戦しました。
主演のエレクトラにならりえ、今松くるみを配役。エレクトラの弟に北村空、古川康史。
『エレクトラ』という悲劇が2つのキャストでした。
新和座としても初の試みでしたが、いずれの回でも演出内容が違いました。
お楽しみいただけましたでしょうか・・・

公演概要

キャスト/スタッフ

出演
キャスト         ★           ●
乳母         新垣あやの       新垣あやの
オレステス     北村空          古川康史
エレクトラ      ならりえ         今松くるみ
クリュソテミス    加藤有希子       加藤有希子
クリュタイメストラ  石井かほる       石井かほる
アイギストス     古川康史        北村空
若い女        優愛           優愛
山田美希        山田美希
松井芽衣        松井芽衣
西村悠          西村悠
長野恵美        長野恵美
今松くるみ        ならりえ

スタッフ
作/ソフォクレス
演出/武藤賀洋(日本演出者協会)
演出補/ヘンミケンオ
照明/アレクセイスメルジャコフ
音響/日向光俊 you
装置/劇団新和座美術部
宣伝美術/閃黎灰斗
衣装・メイク/戸ヶ崎花枝 はんぺん
装置/道具 ryu01
舞台監督/いつみたけを
制作/劇団新和座・古川康史
協力/チャイカ.アーツ

公演日

公演日は2009年10月29日(木曜日)から11月1日までの日程で行いました。

入場料金

前売り1,000円 当日1,500円

劇場

劇場は阿佐ヶ谷にあるART THEATERかもめ座にて行いました。


第2回本公演 ひばり

no_002_k_001 no_002_k_002平成21年4月。劇団新和座は旗揚げ公演 王女メディアを上演いたしました。旗揚げ公演より3ヶ月。7月末に劇団新和座第2回公演「ひばり」を上演いたしました!劇団新和座のジャンヌダルクの世界、大変ご好評をいただきました!

当日はたくさんの方に御運びいただき、貴重なご意見をたくさん頂戴いたしました。
満員御礼の回が続出するなど、皆様にお楽しみいただいたと自負しております。
皆様、大変ありがとうございました!たくさんの客演の皆様、スタッフの皆様、ご賛同いただきました皆様、そして、ご覧頂いた多くのお客様。本当にありがとうございました!これからも座員一同、第3回公演に向かってさらに、邁進して参ります。また、皆様のご声援あっての私どもでございます。今後ともご指導、ご声援、よろしくお願い申し上げます。

第2回公演では・・・

旗揚げ公演に引き続き、翻訳劇を選びました。お披露目公演と同じ、フランス演劇です。
今回新和座では、この「ひばり」を通じて各自、目標をもって取り組みました。ある者は技術的な進歩を、ある者は表現というものに対しての思慮を深く考えるなどなど・・・
新たに加わって頂いた客演の方とも十二分に連携を取り、作り上げて参りました。
皆様に新しい息吹、新しい鼓動を感じて頂くべく、色々な試みを行いました。

作品はジャンアヌイ作 ひばり

劇団新和座が第2回公演で選んだ演目はフランス演劇の巨匠、ジャン・アヌイ作、「ひばり」です!本作はフランスの国民的英雄であり、カトリック教会で聖人となったジャンヌダルクの物語です。彼女は百年戦争の際にオルレアン解放に貢献し、シャルル7世をランスで戴冠させ、フランスの勝利に寄与したとされています。コンピエーニュの戦いで捕虜となり、宗教裁判で異端者と断罪され、ルーアンで火刑になった彼女。舞台はこの宗教裁判に焦点を合わせ、ジャンヌダルクとその不思議な出来事について描かれています!
新和座ではこの物語を通じて、「正義」とはなにか、「博愛」とはなにかということを念頭に稽古を行って参りました。公演後、アンケートや後日のメール、を多数頂戴しました。座員、出演者、スタッフともにとても励みになります。また、観劇感想の個人ブログなどに載せて頂き、感激しております。皆様の叱咤激励や暖かい励ましのお言葉な数えきれないほどのお言葉を胸に、今後とも邁進して参ります。

公演概要

キャスト/スタッフ

出演
ジャンヌ    ならりえ
コーション   今松くるみ
大審問官    古川康史
検事      石井かほる
修道女     大宮里絵
シャルル    北村空
王太后ヨランド 先崎翠
王妃マリー   加藤杏奈
アニェス    長谷川奈美
マザー     松井友美
父親      浅戸あきら
母親      優愛

スタッフ
作/ジャンアヌイ 演出/武藤賀洋
照明/新垣あやの アレクセイスメルジャコフ
音響/日向光俊 古川康史 装置/劇団新和座美術部
宣伝美術/閃黎灰斗 衣装・メイク/戸ヶ崎花枝 はんぺん
装置/道具 ryu01
制作/劇団新和座・古川康史
協力/チャイカ.アーツ
Special Thanks To…./
崎山浩史、T,O,、H.O.、You、M(R)、来栖称子、
戸ヶ崎花枝、サブロー、市川夢子、武藤玉水堂、山崎右介、岩崎直人
And 全てのお客様 (順不同/敬称略)

公演日

公演日は2009年7月30日(木曜日)から8月2日(日曜日)の日程で行いました。

入場料金

前売り1,000円 当日1,500円

劇場

劇場は阿佐ヶ谷にあるART THEATERかもめ座にて行いました。


旗揚げ公演 王女メディア

no_001_k_001平成21年1月。皆様の前にお披露目公演を終えた劇団新和座。そして、同年4月、旗揚げ公演を行いました!

いよいよ劇団新和座が「新しい息吹、新しい鼓動」とともに動き始めました!

当日はご多忙にも関わらず、たくさんの方に御運びいただきまして満員御礼となりました。皆様、大変ありがとうございました!
たくさんの客演の皆様、スタッフの皆様、ご賛同いただきました皆様、そして、ご覧頂いた多くのお客様。本当にありがとうございました!これからも座員一同、第2回公演に向かってさらに、精進して参ります。また、皆様のご声援あっての私どもでございます。今後ともご指導、ご声援、よろしくお願い申し上げます。

旗揚げ公演での挑戦・・・

お披露目公演から約3ヶ月。ついに劇団新和座が旗揚げ公演を行いました!
旗揚げ公演で挑戦したのはギリシャ悲劇の名作「王女メディア」。
今回は限定200席、全ての公演で満員御礼となりました。本当にありがとうございます!

作品はエウリピデス作 王女メディア

劇団新和座が旗揚げ公演に選んだのはギリシャ悲劇、エウリピデスの『王女メディア』です。
前身の原宿いなか村公演でも行った演目ですが、今回はさらに迫力ある世界観を新和座独自の視点でとらえる「男と女」「愛と憎しみ」「親と子」そして「家族」といった関係性や絆を深く掘り下げて参りました!アンケートや後日のメール、観劇感想のブログなどを通じ、暖かい励ましのお言葉、叱咤激励など皆様から数えきれないほどのお言葉を頂戴いたしました。頂戴したお言葉を胸に、今後とも精進して参ります。

王女メディアとは

王女メディアは古代アテナイ(ギリシャ共和国の首都アテネの古い名)の三大悲劇詩人のひとりであるエウリピデスが紀元前に書いたものだとされており、ギリシア悲劇の代表作にあげられています。ギリシア神話に登場するコルキス王の娘メディアの晩年にコリントスで起きた話です。2000年以上の時を経て、劇団新和座がこの名作に挑戦しました。

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あらすじ
イアソン(演:古川康史)は、イオルコスの王子であった。先代のイオルコス王が死んだとき、彼はまだ、幼かったため、叔父ペリアスが王位についた。やがて彼は成人に達すると、ペリアスに王権の回復を求めた。しかし王位を手放したくないペリアスは王位返還の条件として、ギリシャからはるか遠く離れた、黒海の果てコルキスにある黄金羊毛の奪取を命じる。五〇余名の勇者(アルゴナウタイ)を率いてアルゴー船でコルキスに渡ったイアソンは、黄金羊毛の奪取に挑む。イアソンを殺そうと目論むコルキス王に難行を命じられ途方にくれるが、王の娘メディア(演:ならりえ)がイアソンに一目惚れした。メディアは密かにイアソンと会い、自分との結婚を条件に父を裏切ってイアソンを助ける約束をした。彼女は薬草術、魔術を用いてその奪取遂行を助けする。大蛇の猛攻など数々の試練にイアソンはメディアの協力で、目的の羊毛を入手したイアソンは、彼女を連れて帰国の途につく。その際、メディアは弟を八つ裂きにして肉片を撒き散らし、父の追手が遺体収捨に手間取っている間に逃げ延びた。ところがベリアスは、約束を守らず王位を譲らなかった。そこでメディアは、彼の娘たちを騙して父親を殺害させた。ようやくイオルコスの王位に就いたイアソンだったが、それもつかの間、ペリアス殺しの罪で追放され、王権はペリアスの息子に奪われる。二人はコリントスに亡命する。
コリントス王クレオン(演:ヘンミケンオ)は、イアソンを歓迎し、その人柄を気に入って娘グラウケーとの結婚話を持ちかけた・・・。

男とは、女とは・・・。家族とは・・・人は何故人を愛し、苦しむのか。

太古のギリシアでも現在の日本でも、そこには人がいて、家族があり、家庭があり、人の営みがあります。しかし世の中には悪く言えば、欺瞞に満ち、人が人を欺き傷つけることが少なくありません。
人は何故、人を愛し、家庭を築き・・・親は子へ子は親から様々なものを伝承していくのでしょうか。
また、男と女の間にあるもの。それは愛情なのか、情念なのか。---はたまた違う何かなのか。
劇団新和座が真っ向から家族というもの、男と女というものにぶつかり、公演という形で表現しました。

公演概要

キャスト/スタッフ

出演
古川康史 今松くるみ 新垣あやの ならりえ 石井かほる
ヘンミケンオ 北村空 一 鈴木遥樹 優愛 先崎翠 大宮里絵
スタッフ
作/エウリピデス 演出/武藤賀洋
照明/アレクセイスメルジャコフ 音響/日向光俊 古川康史 装置/劇団新和座美術部
宣伝美術/市川夢子 閃黎灰斗 衣装・メイク/戸ヶ崎花枝 装置/道具 ryu01
制作/劇団新和座・古川康史
協力/チャイカ.アーツ 山崎右介
Special Thanks To…./
岡田貴之、崎山浩史、H.O、M(R)、来栖称子、加藤杏奈、長谷川奈美、
戸ヶ崎花枝、サブロー、市川夢子、武藤玉水堂、山崎右介、岩崎直人
And 全てのお客様 (順不同/敬称略)

公演日

2009年4月17日(金曜日)から19日(日曜日)の日程で行いました。

入場料金

前売り1,000円 当日1,500円

劇場

劇場は阿佐ヶ谷にあるART THEATERかもめ座にて行いました。


お披露目公演が開催されました!

劇団新和座では2009年1月25日(日曜日)に阿佐ヶ谷はART THEATERかもめ座において、お披露目公演を開催いたしました!旗揚げ公演に先駆け、皆様に最初のご挨拶を兼ねての無料公演でした。

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当日はご多忙にも関わらず、たくさんの方に御運びいただきまして満員御礼となりました。皆様、大変ありがとうございました!
皆様にお披露目を行い、座員一同、旗揚げ公演に向かってさらに、精進して参ります。また、皆様のご声援あっての私どもでございます。今後ともご指導、ご声援、よろしくお願い申し上げます。

 

劇団新和座が始動いたしました!

活動開始から1年の準備期間を経て、いよいよ劇団新和座が活動を開始いたしました。
お披露目公演には73名様のお客様に御運びいただきました。座員一同、感激の極みでございます。
no_000_k_003劇団新和座が最初に手がけた作品はイヨネスコ作「アルマ即興ー羊飼いのカメレオンー」に挑戦しました。アルマ即興はアイルランド出身のベケット、コーカサス生まれのアダモフとともに、フランスの不条理演劇を代表する作家の一人として知られているイヨネスコの1956年の作品です。
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舞台は作家イヨネスコの仕事場。イヨネスコは締め切りが迫っている原稿の執筆に追い込まれていた。しかし、そんなに容易く作品が書けることがあるはずもなく・・・そこに彼の招かざれる客?バルトロメウスが現れる。バルトロメウスは彼の新作の本が今すぐ欲しいと言う。しかし、彼の新作は「目下作成中」。そこに第2の客が現れて・・・
そこは果たして仕事場なのか、舞台なのか、客席なのかはたまた、稽古場なのか——-不条理な出来事が巻き起こります。

キャスト/スタッフ

出演
古川康史 今松くるみ 新垣あやの ならりえ 石井かほる
スタッフ
作/ウジェーヌ・イヨネスコ 訳/大久保輝臣 演出/武藤賀洋
音響/古川康史・日向光俊
照明/アレクセイスメルジャコフ・戸ケ崎花枝
美術/閃黎灰斗
宣伝/今松くるみ・スーパー座長
衣装&メイク/七重
装置/新和座美術部
制作/劇団新和座・古川康史
協力/チャイカ.アーツ・ART THEATERかもめ座・株式会社ヤマノ・
武藤玉水堂・ESPパフォーマンスビレッジ
Thanks/岩崎直人様(チャイカ.アーツ)・山野幸多様(株式会社ヤマノ)・
崎山浩史様・来栖称子様・西村隆正様(ESP学園)・
武藤慎二様 (順不同)

公演詳細

公演日 : 2009年1月25日(日)
開演時間 : 14:30開演(開場は14:00)
入場無料
総入場者数 73名

劇場

劇場は阿佐ヶ谷にあるART THEATERかもめ座にて開催いたしました。

その他

当日は、御運びいただいただけにとどまらず、たくさんの差し入れを頂戴し、また、アンケートにもご協力いただきまして、まことにありがとうございました。