予想していることと予想しないこと

サプライズで・・・

先日、プライベートのお友達に、ちょっと早いお誕生日をお祝いしていただきました☆
2017-12-25a

もちろん知りませんでしたので、とっても嬉しかったのです!
みんなで居たお店のBGMがハッピーバースデーの曲に代わり、お店の方にもお祝いをしてもらって、とっても感動しました☆
お祝いしてくれた皆様、手配してくれた方、本当にありがとうございます♪♪

 

予想していることとしていないこと

こうしたサプライズを目の前にすると、人はその時の気持ちが素直に現れると思います。
嬉しさをストレートに表現したり、
感激のあまり泣いてしまったり、
恥ずかしがり屋の人は・・・ちょっとニコッとするかもしれません。

お芝居の中でも・・・殆どの場合そうだと考えています。
台本はもらっていても、相手役の台詞というのは・・・その世界ではじめて聞きます。
ですので、「知らない」ことが常に襲いかかる”サプライズ”の連続であるわけです。

知っている台詞、動きだとしても・・・・はじめて触れた、はじめて聞いた台詞として聞かなければいけないのです。
でないと、それは段取りとなってしまって生きた世界ではなくなってしまいます。

稽古をしていけばいくほど、台詞を聞くのも、相手役を見るのも、何かに触れるのも、自分が喋るのも…慣れていってしまいます。
しかし、その慣れとは相反する、「常にはじめて」ということをしていかなければいけません。
こうした二律背反を繰り返して、さらにお芝居を進めていく事が大切なことだと考えています。

 

 


やろうかな、ワークショップ

質問箱を座員もやっています

最近流行っているようです、Twitter上での「質問箱」。
座長、松井、長谷川もやっています。

色々な事を皆様に聞いていただいております☆ありがとうございます♪

 

ぼくもやっていて・・・

不肖武藤も質問箱を開いていてですね・・・
こういうご質問が来ました!!

今まで新和座のワークショップと言いますと、入団希望の方にまずは、ワークショップを、というようなイメージで行ってきました。
最近はお芝居をやるやり方も多様化してきたと思っていて、新和座への入団は別にしてワークショップに参加したいというご意見をメールやTwitterのDMなどでいただいております。
気が早いですが・・・来年、新和座への入団希望の方とは別に・・・ワークショップを企画しています。
ご希望の方は是非、ご参加いただければと存じます☆☆


平成29年12月17日のお稽古☆次期公演稽古開始&大事なこと

奏先生から頂いた次期公演脚本

今日は奏先生より書き上げていただきました『デスマーチ -ブラックIT撲滅スペシャル-』の台本を読み合わせいたしました!!素晴らしい奏先生の作品です!!!
ワクワクする物語展開!!!どこがどうなって・・・こうなって・・・と総て書きたいところですが・・・全貌は舞台公演までのお楽しみであります!

しかしながら・・・

座長をはじめとして、梨沢、長谷川、松井、稲木、西村、澪、いとうが・・・所狭しと暴れまわります!!!
前回デスマーチのあのキャラクターは登場するのでしょうか?!そして・・・今回の話の舞台は?!?! 公演は2018年の4月で調整しております☆☆是非、ご期待下さい!!!!

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次期公演『デスマーチ -ブラックIT撲滅スペシャル-』、今日よりスタートです!!!!いただいた作品をはじめて音声としてはじめて読んでみた稽古でした。先日奏先生に頂いてから、もちろん読み込みをして今日に臨んだわけですが・・・黙読や一人で音読している時には気付かない色々な事が感じ取れます。時間感覚、空間感覚、雰囲気・・・そしてどんどんイメージが膨らんできます!ここの照明はこんな感じかな、ですとかここにはこういう音を入れようとか・・・ご覧いただく上で・・・どのようにお楽しみいただくか・・・たくさんのアイデアが浮かんできます!ぼくだけではなくて俳優たちも色々なアイデアが浮かんでいるようです!!!

今からどんな作品になるのかぼくらもとっても楽しみです!!!

 

お稽古の前には・・・

その読み合わせをした稽古の前には新人の男2人に不肖武藤が思う「お芝居について大事に思う部分」を共有しました。正直申せば、まだまだ経験も技術も足りない二人です。しかし、これからの新和座を掘り下げていってくれるのも彼らであるわけです。
ですので、新入団してから、ちょっとばかりおざなりになっておりました、『演出家としての武藤が、お芝居の中で大事にしているもの』を共有しました。
ブログで書くようなことではないのでここでは割愛いたしますが・・・稲木も西村もお芝居をする上で大事にしているものがありました。ぼくにもあるわけです。その考えを共有し、その”大事なモノ”を具現化するためにはどうしたら良いのかということを共に考えました。
こうしたことは基幹部分として共通の認識を持ち、共有しておくというこはぼくは非常に大事だと考えています。

 

来年から・・・

実は年内の指定稽古日は今日でおしまいです。あとは稽古納めを予定しておりますが・・・デスマーチの稽古が本格化するのは来年初頭からです。本日の読み合わせで出てきたアイデア、前回までの稽古で行った色々な実験・・・そして、自分たちが大事だと感じているモノ・・・これらをデスマーチの稽古に活かして次期公演、制作して参ります☆是非、ご期待下さい!!

 

今日からの1週間、また笑顔がたくさんの1週間でありますように♪♪
演出部武藤でした。


ぼくらの源泉

先生と呼ばれて

ぼくがはじめて専門学校の講師の仕事をした時に『先生』と呼ばれることに違和感を覚えた。何故ならぼくのようなとんでもない人間が”先生”なぞできないと思っていたからだ。しかし、専門学校の門を叩いた生徒からすれば、目の前にいるおっさんは紛れもなく『先生』なわけだ。
ぼくは自分がとんでもない人間ではあるけれども、礼節は学んでもらいたいと思い、『先生』と呼ばれることに慣れた。しかし、心の奥底では『先生』とは程遠い人種だ、と常に思っていた。

この春に新和座に入団したいとうは演出部に入ってもらった。俳優としても活動しているが、前回”玩具騎士団”の演出をしてもらったし、彼女はそもそも、本も書くし演出もする。そんないとうがつぶやいた。

 

 

満足させらなかったらそれっきり。失望されたらおしまい。

大きく言えば、いとうもつぶやいている通り、ぼくらのこの仕事、「演劇」や「お芝居」、「芸術」の類は、お客様に満足してもらえるから、お金を得る事ができる。翻って、ぼくらも観客として足を運ぶ場合、満足できなければ、次は観に行かなくなってしまう。
だからこそ、命がけだし、生き残れるかどうかの闘いでもあるわけだ。ステージに美しかったり、すごいモノを見たとしても、板の上に立つ以上、常にギリギリの境界線、地上50mに張られたロープの上を歩いているようなもんだ。安定なんて程遠い。
恐ろしい世界だ。

 

ぼくらの源泉

いとうのつぶやきには続きがある。

そうなのだ・・・たとえ99%のお客様に不評だったとしても、1%のお客様に『良いね』と言ってもらえたらそれが自分には力がある、と思えることなのだ。ロープから落ちそうでも、なんとかしがみついて、向こう側に渡れたのだ。無傷ではないけれども。
総てのお客様に対して、100%完全な満足というのは…夢のまた夢だろうし、ぼくには到達できないと思う。しかし、いとうも呟いているとおり、誰かが『良いね』と言ってくれた事が力になる。その力こそがぼくらの源泉なんだ、と思う。

だからといって、1%のお客様の為だけに、ということではけしてない。はじめは1%かもしれないが、2%、10%、50%、80%・・・ぼくらはその源泉をどんどん広げ、深くしていかなくてはならない。何故なら安定を求めたら・・・地上50mのロープが地上1cmくらいに張られたロープでいとも簡単に渡れてしまうだろうから。そうなっては…その最初に支持してくれた人にもそっぽを向かれてしまうかもしれない。

できることとできないことを認める。誰でも完璧ではない。だからこそ、できることとできないことをきちんと見つめて、出来ることを更に深くし、できないことも突き詰めていけば、そこから新しい何かが生まれてくるかもしれない。


褒めない理由

最高!それ、最高だよ!

ぼくは舞台作品を作ったり、講座をしている時に『褒める』事が少ない。対する俳優さんや生徒さんとの関係性にもよるけれども・・・何回も一緒にやってもらったりする人に対して褒める事は少ない。
なんかこう書くと、ぼくという人間はものすごくデキる人のようにも読み取れるし、物凄い心の狭い人にも読み取れる。けれども、この『褒めない』というのは理由がある。

演技に対して最大限に「最高!それ、最高だよ!」という褒め言葉を言うのはぼく自身の演技に対してだけだ。しかし、ぼくが演出している作品については自分自身も褒めることは少ない。これは何故かと言えば、ぼくの中で褒める、というのはどこか最終到達点、正解にたどり着いてしまっているような気がしてならないのだ。
つまり、俳優さんたちが努力してくれていろいろ試してくれて作品に厚みがましていく。素晴らしいければ、もちろん賞賛することもある。しかし、それで終わらせたくない、というぼくのどこかひん曲がった気持ちがそこにあるのだ。だから既におわっているぼくの演技には自分で「天才」と言っている。

 

慣れてくると自分の得意なことだけ・・・

不肖ぼくにも、得意な演出方法というか表現方法がある。それが多くのお客様にご賛同いただければ、自信にもなる。そしてそれが回が重なればその方法はもっと厚みが増す。しかし、ぼくは・・・この慣れが悪い方向に行くことが多い。というのは・・・慣れくるとそればっかりやってしまい新しい事にチャレンジしなくなるのだ。
新しい台本、という意味もそうかもしれないが・・・元来怠け者のぼくは、ついつい楽な方、簡単な方に行ってしまうのだ。自分の得意なことだけやろうとしてしまうのだ。だからぼく自信が演出する作品については褒めることは少ない。
新和座の俳優がそうだ、とは言わないけれども、やはり人間はどこか、慣れてくると自分の得意な事だけでやろうとしてしまうものではないだろうか。

どこか人間は安定を求めてしまうというか、慣れてくるとチャレンジすることをしなくなってはしまわないだろうか。

 

昨日の稽古を思い返してみると・・・

昨日、いつもの稽古場が使えなかったので切り替えて録音スタジオで普段使っているギリシア悲劇の台本を録音して聞きながら・・・出来ている部分と出来ていない部分、やったつもりでまったく出来ていなかった部分を確かめることができた。
これをこれから次期公演の稽古に繋げていくにはやはり、チャレンジしてくことが大切だと感じている。つまり、慣れで自分の得意な事ばかりだけではなく、チャレンジして出来ていなければまたチャレンジしていく。
完璧さや美しさを求めて。到達することはないだろうけれども、安定ではなく。常にチャレンジして、少しでもほんのちょっとでも完璧さや美しさに近づけるように。答えが出ても更に答えを求めて。

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土曜日のワークショップと日曜日のお稽古☆

土曜日はワークショップ

土曜日は毎年ご依頼いただいております、逗子開成中学校・高等学校さまでのワークショップを行ってまいりました!
今年はぼくと松井が伺って…「こころとからだの演劇ワークショップ」を行ってきました。先生に予めご許可頂き、サブテーマを「思っていることを伝えるには」というものにして行ってきました。終了後、生徒さんたちが感想を書いてくれたのですが、「演劇にも普段のような意識が必要だとわかりました」ですとか「自分の声が小さかったけれども、最後は出るようになったので嬉しかった」ですとか、「来年もまた参加したいです」などなどとっても嬉しい感想をいただきました!

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参加した松井のツィートにも書いておりますが・・・

ぼくも・・・専門学校の先生をはじめてした時に覚えがありますが・・・『教えてはじめて理解出来る事』もあると思っています。つまり、わかったつもりになっていても・・・実はわかっていない。人に教えたり、伝えたりすることではじめて、「ああ、あの時あの先生はこういう事を言っていたんだな」ということを感じたり、「なるほど!これはこういうことだったのか!」とはじめて気付くこともあったりします。
毎年お邪魔しておりますが・・・生徒さんの真摯に課題向かい合う姿はとても素晴らしいと感じております。実は・・・教えている立場のぼくらの方が・・・色々なことを学ばせてもらっています!また来年の伺えるよう、ぼくら自身、研鑽して参ります!!!

 

カメイダーアーク!!

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ぼくは残念ながら応援には行けなかったのですが・・・稲木が『カメイダー』の応援に行って参りました!!!なんと!”カメイダーアーク”という新キャラクターが!!!!次こそは行きますぜ!!!!

 

次期公演前の総ざらい稽古

実は・・・奏ちよこ先生から次期公演『デスマーチ』の台本をいただきました!
次回の指定稽古日から次期公演の稽古に入りますが・・・その前の総ざらい。今日は録音できるスタジオに入り、『自分でやっているつもりでも実は出来ていない』といった部分をそれぞれ確認しました。

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いとうもツィートしておりますが・・・

客観的に自分のお芝居を聞いたり見たりする機会というのはぼくらにはあまりありませんでした。この2ヶ月ほど、自分たちの弱点をできるだけ潰していく期間の総ざらいをしました。もちろん総てが出来たわけではありませんし、不肖武藤、演出家としてイメージを伝えることは出来ますが、”演技”をこうしたら良い、というものや技術的なモノは・・・どうしてもエンジニアや舞台演出家としてしか言うことができません。
しかしながら、自分たちの声を聞き、大きさや高さ、勢いなどを確認し、次回の稽古につなげていけるのではないか、新たに・・・ぼくも含めて自分たちの課題が見えてきたと感じた稽古日でした。

今日からの1週間、素晴らしい日々でありますように♪
演出部武藤でした☆


ここからはネクスト・ステージ♪

歌の歌詞

ぼくも座員も。おそらく皆さんも、「好きな歌」とか「よく聞いている歌」というのがあると思います。何故その歌が好きなのか…メロディがお気に入りなのか、歌っている人が好きなのか、はたまた…歌詞が好きなのか…色々と好きな理由や要素はあると思います。
ぼくが歌を好きになるのは・・・大体、その歌詞に心が奮える事が多いように思います。

合唱02

 

 

心に響く歌詞

これは人によって違いがあるかもしれませんが…心に響いた歌詞というのは…時間が経っても思い出すことが可能だと感じています。綺麗な言葉であったり、当時の自分の思いを代弁してくれている歌詞だったり、何故だかわからないけれども心に残る歌詞などなど。耳で聞いた歌詞を文字で確かめ、更に心に残る事も多んだと思っています。

 

 

台詞でも・・・

ぼくらも舞台をやっているわけですから。お客様の心に残る『台詞』を表現したいと常々思っています。いつまでも心に残してもらえるような『台詞』を。もちろんそれには、”フレーズ”もあるでしょうし、”喋り方”もあるでしょうし、”見せ方”もあると思います。しかし、歌と同じように、舞台を御覧いただくお客様が「耳」から聞いて頂く『台詞』で心を震わせていただけたらどんなに幸せなことなのでしょう。
とっても嬉しいことに不肖ぼくも、ぼくらも、公演後お客様に『あの台詞は心に響きました』ですとか『あの台詞、とっても良かったです』と言って頂く事があります。そんな時にやっていてよかったなぁ〜と思います。そして、その『台詞』を時を経て、また思い出して頂けるともっと嬉しいと感じています。
ぼくらはまだまだ、こうした心を震わせてもらえる『台詞』を表現していけるように、もっともっとたくさんの方に心に届くように研いていきます☆

 

 

そして明日は…

松井も呟いて居ります通り、明日12月5日の火曜日、20時ごろより新和座ラジオをお届けします♪是非、お聞き下さい☆☆

 

 
配信後はアーカイブにして残します♪リアルタイムにお聞きいただけない方は、お時間あります時に☆☆